ひとりごとの記録

主に音楽、アイドル、菊池風磨くんのオタクのひとりごと。

自分の幼少期を振り返る

最近友達と話していて何か話題が出るたびに、あれも知らない、それも知らない、だけどこれも知らないとなることが多くて、挙げ句の果てに友達からは「いったい何を通って小さい頃過ごしてきたの?!」と問われる始末。

いや自分でも思いました。ディズニーとかジブリとか、ポケモンとか、小さい頃になんとなくでもいいから大抵の人は触れているであろうものを私は何も知らない。本当にかじったこともないレベルで何も知らない。

 

まじで私、いったい何をして幼少期を過ごしてきたんだ?と。

 

ここ最近の脳内会議のテーマでした。自分でも気になるレベルでエンタメの一般教養を身につけていないので、普通に気になった。そしてそれに対して一切の疑問も抱かず、カルチャーショックたるものを受けることもなく、ここまでのほほんと生き延びてきたことも疑問。なので答えが出たのかはわかりませんが考えてみました。

 

 

まず私は小さい頃からリビングでテレビを見ていた記憶がほとんどありません。ご飯を食べている時は別として、たとえば学校から帰ってきて夜ご飯ができるまでとか、お風呂から上がって寝るまでの時間とか。何をしていたかというと、ずっと自分の部屋でコピー用紙に漫画を描いていました。はじめに言っておきますが、私が小学生の頃のいわゆるおうち遊びの記憶はほとんどこれです。

これは家庭環境も大きく関わってると思いますが、私はありがたいことに6歳の頃から自分の部屋と勉強机を与えられた子供でした。当たり前ですが自分の部屋があるんだから自分のものはそこにしまいなさい、というふうに育てられたため、リビングに自分のものが何か転がってる、ということは昔から全くありませんでした。

そうすると、必然的に自分のものが全て揃っている自分の部屋に篭るようになるわけですね…。

とは言え見たいテレビがあったりすればリビングで過ごしていてもおかしくないはずで。なんですけど、先程も書いたように私は自分の勉強机でひたすら漫画を描いているような子供でしたので、リビングにやってくることもないと。(自分で書いてて寂しいというか親泣かせな小学生すぎる)

 

そもそも私が人生で一番最初に興味を持ったものが、『絵』であり『少女漫画』でした。自分の中で一番古い記憶は、広告の裏に漫画もどきを描いている記憶です。

いわばそれだけに興味があって、それだけで過ごしてきたので、他のものに目もくれずずっと漫画だけを描いてきました。ちゃおを読んでは漫画を描いて、読んでは描いて読んでは描いて……信じられないと思いますがひたすらそれだけを繰り返していました。

 

ほかに唯一挙げるとするならばDSもやってました。これは私の中で有名な話ですが、私が視力を落とした理由は遺伝でもなんでもなくて、ただのマリオカートのやりすぎです。一応それくらいやってました。欲しいソフトをいつでも買ってもらえた家ではなかったので、誕生日とクリスマスの年2回に買ってもらえるくらいで、持ってるソフトは本当に少なかったと思います。

でもだからこそ一つのソフトをベテランの域になるまでやり続けてました。Xボタンが埋没するくらいマリカはやったし(長押ししてればカートのお尻にアイテムを固定できるから)、わがままファッションは売上金額がハンパないことになってたし、トモコレに関しては友達の数を増やしすぎてマンションの大きさがとんでもないことになってた。

 

このゲームの話とどこまで因果関係があるかはわかりませんが、私は昔から一つのものをずっと好きでいる癖がある気がします。漫画もそうだけど、気に入ったものや自分が好きな何か一つだけでずっと遊び続けるというか。それだけに興味を注ぎ続ける性格があるから、それさえあれば他に何も興味を持つことが無いんです。そしてそれが漫画だったから、ほかに何も興味を持たなかった。

頑固なのか一途なのかはわからないけど、たとえ周りの友達が違うものにハマっていたりおすすめをしてくれたとしても、自分の中のお気に入りを見つけたらまったく揺るがない性格が実は昔からあったのかもなあ、なんて考えたりしました。

そして自分が知らない遊びを友達がやっていたとしても、「知らないから教えて」とか「私もやってみたい」って言える子供じゃあなかったというのも、触れていた文化にひどく偏りがある理由だと思います。

そこには『自分が大好きなものがちゃんとあるから別にいいや』っていうませた自分と、『引っ込み思案で知らないことが恥ずかしくて言えない』っていう2つがあったからだと思うんですけど。小学生の頃の私は「知らないならいいや」、「できないならいいや」、「自分ができる好きなことをやろ〜っと」みたいな人でした。多分「それわたし知らない」みたいな瞬間は多かれ少なかれ絶対あったと思うんですけど、そういう時は静かに去ったり()黙って聞き手に徹したりと、多分うまいこと交わしてきたんでしょうね。

 

でもこれは今の私にもとても繋がる話で。一つのものをずっと好きでいるのは変わらない私の特徴です。図鑑とかに私の特徴を書かれるとしたらマストで載るでしょう。

私が一番好きな漫画は『好きです鈴木くん!』なんですけど、連載が小4〜小6終わりまでとかなり長かったのもあって読んできた漫画はそれだけだというのをこの前話したら、「それだけ!?」と驚かれました。続いて一本集中なんだね、と言われたのでそうですと心の中で返しました。読み返してるのもあって、今でもセリフやシーンの暗記はもちろん何巻のどこら辺かもパッと言えるくらいには好きです(キモいと引かれたけど)

 

ここからは若干の余談に入りますが、幼少期を振り返るという意味で書くならば、私は小さい頃からめちゃくちゃ想像力と妄想力がある人でした。

それが漫画につながったのか、はたまた漫画が好きだったからそうなったのかはわかりませんが、おそらく想像力は生まれ持ったものだと思います。

 

小さい頃から頭の中にもう一つの世界ともう一人の自分がいて、だからもう一つの名前もちゃんとあって、現実とは別で頭の中でずっとそれが動いてる。もう5歳くらいからそんな感じでした。

そこに漫画というカルチャーが重なって、実際にお話として現実に出てくるようになった。セリフというものを知って、頭の中で喋っていた言葉が実態を持つようになった。私の中にずっと宿るポエマーは少女漫画から来ています。

漫画に限らずとにかくずっと物語を考えていることが好きで、これも変わらず今の私にもあるものです。自分で考えた物語はもちろん、音楽を聴いて話を書きたくなってしまうのも、想像力や妄想力からきているんだと思います。中学生の頃に歌詞からイメージを膨らませて美術の作品を作ったのも、多分想像力から来てます。

だからなのかわかりませんが、私は昔からめちゃくちゃ独り言が多いです。言葉にはならずとも、頭の中で何かをひたすら考えていることが好きなので、脳内はずっと喋ってます。だから自分からこんなブログを書き始めたし、Twitterも大好きなんでしょうね。

思い返せば私が一番最初に得意だと認識した教科は作文でした。作文を教科と言っていいのかは微妙だけど。国語が好きだったし、特に作文を書くのが好きだった。まあこれもわからないけど、なんとなく繋がっているなあなんて思ったりします。

 

 

つまるところ、少女漫画と想像力だけで過ごしてきた幼少期ということになります。これだけ見たらやばい腐女子に育ちそう。もうすでにヤバいオタクだからいいや。でも漫画・ポエマー・想像力・作文・趣味に対する一途さ・妙な頑固さをかき混ぜたら今の私が生まれそうですよねアハ、アハハ……あと地味にある記憶力もなんなんだろう……

何か一つのものを飽きるまでずっと好きでいる性格も多分昔からなので。拠点はおそらく音楽からもう変わらないと思いますが、その中でも今はジャニーズという名の沼に浸かっていようかと思います。