ひとりごとの記録

主に音楽、アイドル、菊池風磨くんのオタクのひとりごと。

さようなら、はじめまして。

 

見とけ 歴史に刻む瞬間 その名はtimelesz って、ね。

 

名前が変わって3人になって、だから必然的に歌割りも踊りの立ち位置も変わって…って、この数ヶ月何度書いてきたかわからない言葉なんだけど、それくらい簡単に受け入れられることではなかったからこそ、直接パフォーマンスを見て直接言葉を受け取ることが、こんなにも大切なんだと痛感したツアーは初めてだったと思う。

 

今思えばなにがそんなに不安だったのか謎だけど、初めて3人の姿を見るまでずっと怖かった。変わってしまったことを突きつけられて、立ち直れない喪失感に襲われるんじゃないかとか、あとはなんか、どんな立場だよって話なんだけど、3人でも大丈夫なのかな、とか。

失ってしまったものがあるグループとしかtimeleszを見れないんじゃないかって、そういう意味で不安と心配と怖さがずっとあったんだと思う。

 

だからこそ、とにかく早く直接3人を見たかった。SNSを通して受け取る言葉より、直接受け取る言葉がほしかった。彼らが今、何を思い、何を伝えたいのか。そして伝えるためにどんな曲を選ぶのか、コンサートの演出を通して知りたかった。

 

 

 

第一章でも第二章でもない、終わりと始まりの狭間にいる今の時間。まさしく"episode 0"だと思う。

 

 

 

個人的初日だった名古屋のRUNで自分でも引くくらい号泣したことを忘れたくないんだけど、そのなかでもここ、

 

常識も非常識も 君とならばぶち壊せるよ

悲しみも喜びも全部 半分に分けて感じ合おう

何度も決して壊してやり直して

もう一回立ち上がれるさ

正解なんて意味ない

僕らだけの答えに辿り着けばいい

2番の歌詞がもうずっとだめで、ずっと泣いてた。だってまさに今の彼らであり私たちじゃん。4/1以降も普通に聴いていたはずなのに、直接歌われた瞬間に生まれる言葉の力。

特に勝利くんの『悲しみも喜びも全部 半分に分けて感じ合おう』って、感情を共有するような歌詞が、いいのか悪いのか歌詞というより勝利くんの言葉のように聴こえてしまって、感情を共有することはライブという今この瞬間にしかできないことだ…って思ってそっからボロボロ泣いてた。

そこから『感じてるだろう?感じてなきゃだめ 痛みに気づかないふりをするな』が、当たり前にひとりで、わかっていたからその前の間奏からずっと怖くて、いざ始まったらやっぱりひとりだ、そうだよね、の気持ちになってまた泣いて…で、気づいたら1曲目終了。

 

そして2曲目がトラトラで、私は心臓がもぎ取られるかと思いました。というのも、個人的にケンティーの脱退を知ってから当てはめて聴いていた曲の一つにトラトラがあって、その時から歌詞が重すぎてもう歌ってくれないんじゃないかと勝手に思っていたから。

手のひらの未来予想図 溢れ落ちていったあの夜

目の前の優しさすら疑ってしまう自分がいた

これを歌う風磨くんを見てまた泣いてた。もうずっと泣いてる。

今も渦巻いている気持ちの色々は、どんな道を辿っても最後は絶対に笑っていたいという気持ちがあって、いつか笑って話せる思い出になりますようにって願っていて、だからサビの

信じてみたいんだ 誰が何言おうとも

悲しみの向こう側に I see the 未来

最後にはきっとそこに美しき世界が

僕らを待ってる

だったり、ラップにもある

笑って話せる Some day together

っていう言葉たちで結局毎公演涙してた。今の彼らを表すのにこんなにぴったりな曲があることがもはや怖いというか、縁や巡り合わせを感じるよ。

あとBメロでさときくがしていた膝立ちになりながら祈る振り付けが大好きでした。

 

そしてpuzzleについて帰りの飛行機の中でこんなメモを残してる。

puzzleを4人の曲として扱うのがすごく苦しかった部分があって。だって確かにリリースは4人でしたかもしれないけど、披露し続けていくのは3人なわけじゃん。他の曲みたいに4人や5人で歌ったことはない曲なわけで。3人で歌っても、他の曲よりも4人の濃度が逆に濃いというか、最後のイメージがどうしても拭いきれなかったというか。だからどこかで遠ざけていた部分があったんだけど、えぴぜろを通して、言い方が良くないかもしれないけど…3人で歌っても寂しさを感じない、成立する曲として見れるようになって、自分なりにこの曲を消化できるようになったのが嬉しかったな。

曲を出したのは4人だけどライブで見る時にはもう3人なのか…っていう気持ちが3月にCDを買った時からずっとあって、どうしても歌詞もケンティーのことを当てはめちゃっていたんだけど、えぴぜろで聴き続けることでそういう気持ちが昇華していったのがすごく大きかった。ラスサビで向かい合うときちゃんと目を合わせていたのがとっても可愛かったね。

 

そのあと曲名からなぞって、パズルのピースに映し出された過去の映像が一つ一つはまっていく様子がモニターに映るんだけど、そうしてパズルが完成していく様子がまるでSexyZoneのようで…。

パズルはピースが決まっていて、完成したらそれ以上はまるピースはないんだから、SexyZoneというパズルが完成した以上、SexyZoneとしてのピースが増えることはないんだなあって。

えぴぜろはtimeleszと初めましての場でもあるけれど、SexyZoneとお別れの場でもあるんだなあってここで改めて感じました。

 

 

そこから始まるソロ曲枠。

 

風磨くん、rougeを選んでくれて本当に本当に、本当にありがとう。

後追いの身としては2017年のSTAGEで歌っていたrougeがそれはとっっっても羨ましくて。それがなかったとしても、当時17歳の時に初めてもらったソロ曲。あの頃とはキャリアも年齢も大きく違う、今の風磨くんが歌うrougeが本当に聴きたかった。

上手にはソファー、下手にはベッドの配置がSTAGEと同じで、この配置はたまたまじゃないと思っています。

でもSTAGEと今回で大きく違ったのは、STAGEはソファーが2人がけだったりベッドでキスする素振りがあったりと、そこに相手がいると思えるような演出だったのに対して、今回はソファーも1人用だし相手がいるような仕草、動きもなく、完全に一人だったこと。

18〜22歳の頃の風磨くんが歌う『どんな罰も受ける』は "どんな罰も受けるから、まだ一緒にいたい" みたいな聴こえ方だったけど、29歳の風磨くんが歌う『どんな罰も受ける』は "もう一緒にはいられないけど、不幸になるのは自分だけでいい" みたいな聴こえ方で、そういう変化があるから今の風磨くんに歌ってほしかった。

毎公演、息を止めて聴いていたあのアカペラも相まって、今の風磨くんが歌うrougeはとても寂しいし、どうしようもないほど切ない。でも演出を通してあの頃の面影を見つけたり、曲に憑依するような大好きな歌い方を見るたびに、気持ちのやり場がなくなって泣いてた。

もうこれから先聴けないかもしれないとか、歌ってくれてありがとうとかそういう気持ちもあったんだけど、なんで泣いていたのか今思い返してもちゃんと理由がなくて、でもなんか毎回アカペラから泣いてたんだよなあ。

今だから、今しか歌えないからこそ選ばれた曲たちが今回のセトリにはきっとたくさんある。それはソロ曲も例外ではないはずで。数あるソロ曲の中からどうしてrougeを選んでくれたのだろうか、その理由や思いをいつか教えてくれたらうれしいな、なんて、思ってるよ。

 

 

そして今回の一番の鍵となったと思っている、聡ちゃんが歌ったCRY。

これこそ今しか歌えない曲だったし、今だからこそ歌える曲だったし、今歌わなきゃいけない曲だったと思う。

 

居なかった空白の時間は決して埋められないし、もう5人に戻ることもない。SexyZoneはたしかに3月31日をもって幕を閉じたかもしれないけど、欠けた時間を無かったことにはしない、不完全だった過去も、その時に伴った痛みも涙も、すべて抱きしめて未来へ連れていくんだと、そんなふうに聴こえて。

 

間奏中、自分がいないPAGESのライブ映像が流れるモニターを、聡ちゃんはどんな気持ちで見つめていたのだろうか。

想像通りにはいかなくたって何度だってGo again

この声が枯れたってTry

光と影を引き連れて

そう前へ前へ前へ もっとGo ahead

素晴らしい旅の途中

そうやってモニターと向き合う聡ちゃんが、まるで過去と向き合う姿に見えたあとに続くのが、この歌詞。

 

あまりにも綺麗な過去の救い方に涙が止まらなかった。御涙頂戴の演出ではなく、3人にとってもファンにとっても、誰一人置いていかないために必要な時間だった。

彼らが新しいグループ名にtimeleszと名付け、過去・今・未来の3点をなぜこんなにも大切にしているのか、その全てがCRYに詰まっていた気がします。

 

 

 

冒頭3曲の流れも譲れないけど、一番好きだった流れは君と…Milky way→Dream / make me bright→Summer Rideの部分でした。

 

君と…Milky way、タイトルがちょっとじわじわくるけど、歌詞が本当に本当に、本当にいい。

過去と未来を繋ぐものが 僕たちの心にある

輝くMilky way 夢を浮かべて

さあ永遠を探しに行こう

この世界でたったひとつ抱きしめた愛を

そうさ信じて

オリオン座の3つの瞬き

君の胸に飾ってみたいよ

なんでもできる 必ず君のためになる

いや、歌詞の内容が新しいグループ名にぴったりすぎる。ツアーで改めて聴いた時、あまりにも歌詞がよくできすぎていて、このために作られた曲なんじゃないかと思ったくらい。そういうのも全て知った上でセトリに入れたのなら、もう頭が上がらないです。

 

そこから日替わり曲でDream / make me bright。個人的にはDreamが好きでした。重すぎたけど。

 

繋いだままでいれたらいいね

何度離れ離れになっても

慣れない世界で君を見つけて

それだけで何もいらないでしょう 

それじゃさよなら

僕らのたわいない日々よ

たとえどこかで会えたとしても

そっと目を逸らしてまた歩き続けるでしょう

夢みたいに綺麗に消えて

 

どこが重いって、言わずもがな。このDメロからの落ちサビです。元の歌割りもあってどうしてもふまけんを重ねざる得ない歌詞でした。 苦しい、重たすぎる。

少しずつ気持ちも変わって、辞めないでほしかったとか変わらないままでいてほしかったとか、変化を否定する気持ちは薄れていっても、拭いきれない寂しさだけがあって、そんな感情の淡い部分にそっと入り込んでくるような。

 

そしてSummer Rideへと続く流れが、単純に曲の流れとしても好きだし、曲に当てはまる気持ちの流れとしても大好きでした。

Summer Rideは初めて聴いた時から

思い出は闇の中で光る星さ

心に刻み込めば夜明けはすぐそこだよ

っていう歌詞がお気に入りで、そういう思い出をまさに貰っているライブという空間で聴くのがさらに大好きだったんだけど、ケンティーのパートだったから風磨くんに変わってて………。そうだよね、きっと風磨くんが歌うんだろうなって思ってたよっていう気持ちと、嬉しいけど変わった理由が寂しくて、みたいな。

 

そしてそこからさ、

君と僕の逃避行

君と夢を見てた

君は今も元気かい?

君が好きさ

どこまで行こうとも忘れたりはしないからね

愛してる 今もまだ

そんな季節

って続くんだよ………ほんとに……今までそんなこともなかったのに、今回のツアーで初めてケンティーに当てはめて聴いていた自分がいて…。

君と…Milky wayからここまで、寂しい記憶と向き合う時間が続いて胸がきゅっとなるんだけど、この感情もたぶん今のツアーだからこそあるものなんだろうなって、大切な時間だった。

 

あとSummer Rideのパートで言うと『誰かに似た君じゃなくて 君らしくしてる君が好きだよ』も、ケンティーから風磨くんに引き継がれたパートだったね。私がずーっと風磨くんに対して思っていること。思いがけない形ではあったけど、風磨くんが歌ってくれたの嬉しかったな。 

 

 

初ドームから恒例となりつつある過去曲メドレー。

メドレー折り返しの、場の空気を変える枠に風をきってが選ばれて、それはもうびっくりでした。あの歌い出しと共に、オレンジの照明に照らされながらリフターが上がっていく景色を今でも思い出せる。

そして続く勇気100%😭忍たまメドレー😭勇100を持ち曲としてセトリに入れることができるの、担当していたグループだけの特権で大好き。今回はサビだけだったけど、私は2番の歌詞が大好きです。いつかまたフル歌唱してください。

 

あと惑星も嬉しかったな…。前回も書いたけど歌詞が素敵です。そこからシルムンの流れも綺麗だった。

 

 

シルムンね…なんていうか…、うーん、別に始まる前からどの曲が挨拶前に来るのか予想していたわけでもなかったし、シルムン歌いそうだな〜とか逆に歌わなそうだな〜とか思う余裕もなかったんだけど、メドレーラストの曲且つ、挨拶前という区切りになる曲に選ばれたことに、終わってからとても腑に落ちたというか…。

 

先に言うと、このあと挨拶を挟んでtimeleszとして出した曲を連続で歌い、本編終了となる流れがあって。そういう意味で、挨拶前はSexyZoneと向き合い、さよならをする最後の時間とも捉えることがでからと思うんだけど、その最後がSilver Moonだったの。

 

デビュー曲でもなく新グループ名の由来となったtimelessでもなく、シルムンっていうところが、すごくしっくりきたんだよね。Silver Moon以外ないよね、って思える。

 

風磨くんはセトリを考える時、最後の曲から考えると聞いたことがあるのですが、今回のテーマのひとつに星座があった(と思っている)のは、このSilver Moonから始まっているのでしょうか。

 

 

 

timeless

=時間の経過に影響されず、価値が変わらないもの

 

改めて考えてみたら、グループ名と曲名の由来になったこの単語の意味は、過去に向けたもの。だから、SexyZoneというグループの歴史や5人の時間がそうなりますようにと、曲名に名付けられた。

それがやがて、新しく始まるグループもそうでありますようにと願いが込められて、新グループ名に選ばれたのだと私は思っています。

 

本来の意味は過去に対して使う単語かもしれないけど(間違っていたらごめんなさい)、グループの祈りが込められた瞬間、未来を示す、未来を照らす、光のような単語になり、

 

今回のツアーテーマである、episode 0。

つまり、未来へ進むために、今現在から過去を振り返り、掬いきれなかった時間も全て抱きしめて、過去・現在・未来を繋ぐという意味に繋がったのが、美しい流れだったなあと感じます。

 

そしてもっと言えば、過去や未来と時間を行き来するようなテーマを表現するために、月や星といった空にあるものに繋がったのも素敵だし(違うかもしれないけど)

何より回りくどくなったけど一番思ったのは、そういう、様々な意味や思いを詰め込んだ枠である最後の曲に、Silver Moonがバチっとはまったことが奇跡だというか……。曲に愛されているグループだと改めて実感しました。

 

 

 

6/29 愛知 昼公演

「だからどうかどうか、一緒に手を繋いで、振り落とされそうになって、ついていけないと思う時もあるかもしれないけど、それでもついてきてほしい」

 

7/13 静岡 夜公演

「SexyZoneという宝箱を胸にしまって」

「もう誰も欠けない、終わることがない、永久不滅に続くグループにしたいという意味を込めて、僕たちはtimeleszという名前をつけました。 だからこそ、その歩みのために、大きな一歩として新メンバーを入れることを決めました」

 

7/14 静岡 昼公演

「前に進まなきゃという思いが、寂しく映るのかもしれません。過去を忘れて、もう思い出したくないのかと、そう見せてしまっている瞬間もあるのかなと思います。

でもそんなことはなくて。グループ名に込めた想いは、今とこれからだけじゃなく、過去も抱きしめて歩むということ。

過去・今・未来の三点を繋ぐグループ名として、新たな一歩を踏み出しました」

「もしかしたらこの場では強い声援を送っていただいていても、本当は気持ちが引っかかっている人もいるかもしれません。でもそれは悪いことじゃない。そう思っている人も納得してもらえるように、僕らは誠心誠意、パフォーマンスで気持ちを表していきます。」

 

7/21 横浜 夜公演

「なぜ前を向くのか。五大ドームも、国立も、チャートの総なめも、全部全部、5人で見た夢だからです。

だからこそSexy Zoneという形がたとえそこで幕を下ろしたとしても、我々はSexy Zoneの思いを抱いてこれからも前に進み、大きな夢を、素晴らしい景色を見たいと思っています。

でもそこにはみなさんがいないと意味がありません。大きな船で一緒に叶えるからこそ、意味がある夢です。」

「オーディションだって、前代未聞です。大丈夫、全部上手くいきます。」

 

8/3 仙台 昼公演

「1人2人抜けたって言っても、抜けた人数の話じゃない。そこには5人の掛け合いやマリウスや中島との思い出があって、そんな簡単な話じゃないってわかってるけど、それでも、3人と過ごす今が楽しいです」

「じゃあ増えたらどうなるのか。これもまた簡単な話じゃないけれど、でも (この後に"掛け算で言うなら"みたいなことを言ってたような…)もっと楽しくなると思ってます。というか、楽しくさせます」

「この一瞬もそう、これから、明日から、5年後も10年後も楽しくなるように、一緒に進んでいけたらと思います」

 

8/24 大阪 昼公演

「春からtimeleszとして歩み始めた中で、楽しいことも苦しいこともあったけど、どんな時間もかけがえなくて幸せな時間でした。この仕事をしててよかったと思えます。それはみなさんが見ててくれたからです」

「みなさんも、人生で悲しいことや苦しいことがあった時、もう少しだけ頑張ってみようかな、そう思える理由に少しでも僕たちがなれたらと、その一心で活動してきました」

 

 

名古屋で「どうか着いてきてほしい」と言われた時、怖いくらい優しすぎると思ったけどやっぱり嬉しかった自分がいたこととか、ツアーが進むにつれ言葉選びが変わってきた中で、横アリの夜に「大丈夫、全部上手くいきます」という言葉を聞いて泣いたこととか。

 

その時そのときで風磨くんの挨拶に救われた私がちゃんといて。

それは単に"前に進む"というよりは、なんだろう、"SexyZoneとtimeleszを切り離して考えられるきっかけ" になったというか…言葉選びむずいな…SexyZoneを愛したままtimeleszを受け入れられるきっかけになったというか……

 

 

timeleszになった4月1日からずっと、正直私の中でtimeleszはセクゾの3人バージョンという風にしか見れていなかった部分があって。

SexyZoneから卒業をして、timeleszとして新しくスタートを切ったということを言葉として頭では理解していても、完全に新しいグループとして見ることは出来なかったところがありました。

 

なんだろう、timeleszに名前を変えて新しく3人でスタートを切ったこと、頭で分かってはいたんだけど、でもどこかで5-2=3になったグループ、つまりSexyZoneの3人バージョンみたいな認識が4月からずっとあって。たしかにSexyZoneの意思を引き継いではいるけれど、そういうのとはまた違う、形の概念として、SexyZoneが名前を変えて3人になって生まれ変わったグループ、みたいな捉え方をずっとしてて。

iPhoneのメモにもこう残していたりして。

 

だけど静岡か横浜終わったくらいからか、timeleszはtimeleszでグループの色や雰囲気がちゃんとあると、気づけている自分がいました。

そこから私の中でやっとSexyZoneと timeleszを切り分けて考えられるようになったというか、やっと気持ちの区切りや整理がついた気がします。

その時、だからこそSexyZoneはもう存在しないんだと本当の意味でわかった気がして、もっと言うならあの時メンバーがしきりに言っていた「5人でSexyZoneを卒業する」という言葉の意味がやっとわかった気がして……それで改めて見た5人旅でめっちゃ泣いたりしたんですけど。

 

SexyZoneの風磨くんとtimeleszの風磨くんは同じ人間だけど違う。これは勝利くんにも聡ちゃんにも言える話。集団の中で生まれるその人らしさの在り方が、SexyZoneでしか見れない姿とtimeleszでしか見れない姿、それぞれある。

ずっと風磨くんを見ているけど、もうSexyZoneの風磨くんには会えないんだなあって、今更ちゃんと分かって、それがすごく寂しくてとっても泣いているよ。

この夏私が何度も見ていた3人は、SexyZoneではないんだって、ずっとわかっていたけど、ふと本当の意味でわかった気がして、やっぱり寂しい。でもちゃんと未来が楽しみな気持ちもあって、寂しさだけじゃないのも本当。ふたつの気持ちがこんなにもしっかり存在するなんて、あんまりできない経験のような気がする。忘れないでいたい。

5人旅を見てめっちゃ泣いた後のメモにもそう書いてる

 

そしてそう思えるようになったきっかけに、風磨くんの挨拶、ひいては今回のツアーがあったのだと思います。たぶん、というか絶対に、こういうふうに気持ちがいい意味で変化していく感覚は、コンサートという生のエンタメを浴びなきゃ得られなかったものだと思ってます。

 

 

 

挨拶後、ファンネームのsecondzに準えて、SexyZone 総活動時間やSexyZone 総楽曲時間が秒数で表された時、どんなに公演を重ねても増えることのない数字に、改めてSexyZoneが幕を閉じた事実を突きつけられて何度見ても泣いてしまった。

でもその後、"timeleszがsecondzと過ごす時間=timeless" と表示された時の、あの、会場全体が同じ祈りに満ちた空間が本当に尊くて。

どんなに気持ちが後ろ向きになったとしても、私が信じてこの光に着いていけば、きっと未来へ連れ出してくれるんだなあって思った瞬間だった。

 

 

dilemmaのラスサビで、歌いながら下手外周を走る風磨くんが本当に好きで、いつもそこから気持ちが溢れてビビサマ終わりまでずっとだめになっちゃってた。絶対に一瞬も見逃せないって気持ちになって双眼鏡を持つ手が震えたこと、忘れたくない。

 

君を知れば知るほどまた

知らない君に出会えるから

2人いる時止めないで

ビビサマでここを歌う風磨くんを見るたびに、あまりにも儚くて綺麗で消えちゃうんじゃないかって思ったことも、忘れたくない。私にはこの歌詞が風磨くんにしか聴こえなかったよ。

 

 

ビビサマ終わり、「We are!timelesz!」って声高らかに言いながらステージから捌けていく3人がちょっと寂しくて、ちょっと切なくて。でもそのやさしい痛みが、ぐらつく私の心にいつも静かに "。" をつけてくれました。

 

そうしてアンコール最後にみんなで叫ぶ「We are!timelesz!」。

正直最初は慣れなくて妙な小っ恥ずかしさがあったけど、でもきっとここで一緒に叫ばないと多分一生進めない!と思って呼んでた。1回、2回、3回…と叫ぶうちに気持ちが進んでいくというか、受け入れてもらえたような感覚になって、それが愛おしくて。いつも以上にもっと特別な時間でした。

 

 

 

SexyZoneからtimeleszへ、最終的に何人になるのかわからないけど……まさにそういう過渡期である今を、 一緒に過ごさせてくれてありがとう。変わる前でも変わった後でもなくて、変化している最中のグラデーションを、見える形で残してくれてありがとう。

 

オーディションの配信が始まる今日、改めて半年間を思い返していて、この半年はSexyZoneを懐古して寂しさを抱く時間を作ってくれた半年だったのかもなあって。

別に明日からはそう思っちゃいけないとかそういう訳じゃないけれど、今日からオーディションの過程が公になるというのは、なんかどこか、もう本当に戻れないところへ進んでいくんだなあという感覚が、私の中にあるから。

 

 

この夏があったから、今こうして変化を肯定的に受け取れた自分がいます。そしてこれからも、3人と過ごした最初で最後の2024年の夏に、救われるのだと思います。

 

 

さようなら、Sexy Zone。

はじめまして、timelesz。

 

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timelesz = 時間を越える

episode0のテーマ考察じゃないけど、セトリの流れから自分なりに感じた意味を記録用として一旦残す。感想ではない。

 

RUN

『君の過去も今も未来も 何もかも引っ張り出して』

『悲しみも喜びも全部半分にして分かち合おう』

『正解なんて意味ない僕らだけの答えに辿り着けばいい』

Trust Me,Trust You

『目の前の未来予想図こぼれ落ちていったあの夜』

『信じてみたいんだ誰が何言おうと悲しみの向こう側に I see the 未来』

人生遊戯

『どんな不条理だって時代のせいにすんな自分で答えを掴み取れ』

 

開始3曲は未来への希望、宣戦布告、決意表明。トラトラの歌い出しがかなり重いけど、そういう闇さえも超えられると未来を信じる歌詞に着地している曲だから、今回歌っているのかなと。

『大人の決めたやり方それが正解なの?僕らは僕らなりに考えてる』という歌詞を携えてデビューした宿命じゃないけど、答えにまつわる歌詞が入った曲がもう2曲もある。

 

 

Forever Gold

『振り返るハイライト 君とのモーメント』

 

この歌詞をターニングポイントとして、過去の時間を振り返るコンセプトへ移る。

 

 

Sleepless前ラップ

『Up まだ見ぬ先 光よりも早く辿り着き timelesz responseする時代にCall

 流されはしない風潮 2024新たな始まり 第一章

 Are you ready? Huh お前ら全員主人公』

『見とけ 歴史に刻む瞬間 その名はtimelesz』

 

いわばForever Goldまでは前説というか導入で、私的にはここからが本編だと思ってる。

『お前ら全員主人公』ってこちら側を巻き込む言葉選びが、ファンと一緒に未来へ進もうとする人らしいと思うし、もっと深読みすれば、これは今まさにオーディション中の新メンバーになるかもしれない人たちへの言葉なのかもしれない、とか。

 

ラップ終了と同時に大きな満月がスクリーンに映し出される。

宇宙を連想させるSFな雰囲気が非現実的で、timeleszというグループ名からもなぞって、時間を越えようとしているのではないか、と思ったのはここがきっかけ。

 

だから今回は、時空を超える=未来ばかり見るのではなく過去を振り返り、過去を掬い上げる=彼らが名付けたtimeleszの意味をコンサートを通して知るというテーマがあるように感じた。

そこでキーワードとなるのが、時間を表す単語の他に、星座や月にまつわる単語。

 

Sleepless

『見上げたMidnight 蒼く滲むMoonlight』

 

君と…Milkey way

時間の影が溶けた夜空にあんなに星が溢れているよ』

過去と未来をつなぐものが僕たちの心にある』

『輝くMilkey way 夢を浮かべて さあ永遠を探しにいこう』

 

Summer Ride

『思い出は闇の中で光る星さ 心にしまい込めば夜明けはすぐそこだよ』

 

惑星

『そうさ僕ら同じ空 離れない惑星さ』

余談だけど惑星はカップリングなのが勿体ないくらい歌詞が本当に素敵です。

『朝も夜も寝顔さえも守るよ無条件LOVE』とか『この世界にたったひとつ 駆け引きのない愛を交わそう』とか、甘いとかキュンとくるとは違う、とにかく慈愛に溢れた優しい歌詞なのが大好き。

 

そして区切りとなる挨拶前のラストがSilver Moon。

『夜空で輝くSilver Moon いつだって僕らを照らし出して

道無き道を照らし出していく 背中を押すんだ

僕らに輝くSilver Moon 傷つく心をそっと抱いて

希望の光を差していくんだ 未来へ

明日も頑張れる気がする 不思議な力さ

笑顔輝く 空でSilver Moon 輝く

Silver Moon空に輝く Silver Moonいつも見ている そうさSilver Moon』

 

初めに”過去を振り返り、過去を掬い上げる”と書いたけど、そもそもその目的は未来へ進みたいからであって、振り返ることはしても目線や気持ちが後ろ向きになることはないのが今の彼らだと思っていて。

そして未来へ進む道しるべとなるものが、彼らにとっては月や星の光だった。

だから今回は月や星座が歌詞にある曲が多くセトリ入りしているのかなあと。その真骨頂がSilver Moonのように思います。

 

 

終わり!

 

その眩しさで死ねるなら本望

帰りの新幹線、ぼんやりとした頭で考える。

 

今日、風磨くんはこう話していた。

今という時間に立っていて、そこから未来を見ているけど、そこには過去がないと始まらない。過去があるから今や未来がある。だから無かったことにもしないし、ちゃんと掬い取って抱きしめて、未来へ連れていくと。でも、その未来へ行くには自分たちだけではだめで、私たちが必要だと。

 

だからどうかどうか、一緒に手を繋いで、振り落とされそうになってついていけないと思う時もあるかもしれないけど、それでもついてきてほしいと最後に言っていた。

 

本当に誰も置いていかない。どんなに前を向いていても、絶対に後ろを振り返って過去を抱きしめてくれる。

 

全員が賛成する物事なんてきっとないのに、どこかで諦めが必要な瞬間もきっとあるはずなのに、そんなの風磨くんにはきっと通用しない。

 

どこまでも優しくて、優しくて、優しすぎる人だと思った。

 

 

なんか、語弊があるかもしれないけど、この半年間心配になった瞬間がたくさんあって、元気なのかを知りたくて、ずっと会いたくて会いたくて仕方がなかったよ。

 

息を切らしながら踊る姿が映し出された時、スポットライトに照らされている姿を見た時、割れんばかりの笑顔でメンバーと絡む姿を見た時。

 

もう到底新鮮とは言い難いその一つ一つの姿を見るたびに、なぜか涙が出るような日だった。

 

アイドルを選んでくれたこと、は、ずっと思ってる。そのアイドルを、とにかく楽しそうに纏ってくれている姿を見て、烏滸がましいかもしれないけど嬉しかった。

同時に、風磨くんは本当にアイドルでい続けることを選んだのだと、覚悟を見た気がした。触れたら火傷をしてしまいそうなくらいの眩しさで、あのままステージ上で消えてしまいそうで怖いくらいだった。それくらいの覇気。この光に包まれて死ぬなら本望だと思った。

 

 

幸せになって欲しいと思う。

でもそれは、そうじゃない瞬間があることを頭の片隅で知っているから生まれる願いのようにも感じて。

何もなかった時なんてない。前も書いたけどずっとどこか、嬉しいや楽しいの裏側に寂しいや悲しいがある状態だった。

変わって聴きなれない歌割りも、大きく変えられた振り付けも、どれもこれもが寂しくてその度に少し藍色の気持ちになってしまって、それに対して風磨くんは申し訳なさのようなものを言葉にしていて。

全部嘘じゃないけど、でも、そんなことばかりじゃないよ!って。誰も置いていくまいと、何度も後ろを振り返ってくれる風磨くんの優しさも、たくさんたくさん受け取ってるから、もっと好きなように羽ばたいて!って。

 

 

早くさみしいから抜け出したいね、みんなで。

 

Forever GoldやDreamで少し胸がきゅってなっちゃうのも、RUNやトラトラの歌詞に当てはめてしまうのも、過去を抱きしめる曲ではなく、未来の光となってくれる曲に変わってくれたらいいな。

 

居なかった時間、過ごせなかった時間。せくしーたちはどうしても欠けてしまった時間が多いけど、それでも積み上げてきた時間。全てを整理して、未来への舵を切る最後の瞬間が、今年のツアーなのだと思う。

 

 

未来へ進むためには、まずは過去を見つめて今と繋ぐことが必要だから。

 

 

君に会うまで消化試合

休みの日。することなくて書きます。

 

そういうことができる日と、することないのに永遠にスマホ見ることしかできなくて時間が溶けていく日があって、違いはなんなんだろうかと思う。なお、土砂降りのため体調は最悪です。

 

風磨くんに会えるまで一週間を切りました。なんか今回めちゃくちゃ楽しみで、遠足に行く前の小学生のように一ヶ月ほど前からカウントダウンをしています。

楽しみすぎて、ネタバレ回避するためにミュートワードをめちゃくちゃ設定したのに、自分からネタバレを喰らわなそうなワードを使ってパブサする始末。現場ブログを読み漁り現場vlogを身漁り、ジェネリック現場を体験しすぎ。ワクワクしすぎていて草。

やることに追われない休日って理想的なのかもしれませんが、かと言ってそういう時間を有効活用するタイプでもないのでただただ自堕落な人間になるだけで、働いてしまったほうが現場まであっという間に時間が過ぎるということで、なんなら働かせてくれ!の気持ちです。

 

完全に現場までの消化試合。こりゃ夏終わったら屍かな〜。

 

風磨担になってから、見事に夏が好きになってしまいまして思い出って怖いな〜と思う。まあ夏そのものというよりも、そこに付随した思い出が好きなだけです。夏はツアーだし、だから風磨くんに会えるしっていう連想ゲーム。暑さとの戦いになる夏の現場は本当に修行のような辛さなので、願わくば他の季節に変わってもらっても構わないと思う次第です。

でも夏に会う風磨くん、めちゃくちゃかっこいいから…って書こうとしたけど、これ毎年書いている気がするのでもういいです。言葉が安っぽくなる。

 

話を戻して、なんで今回こんなに楽しみに待っているかって、やっぱりこの激動の半年を乗り越えたからだと思うよね…。いやだってさ、真面目に書くとグループ名が変わることはあらかじめ知っていたとはいえ、ケンティーが辞めること、そこから新メンバーのオーディションを行うことなんてこれっぽっちも想像していなかったじゃない。

12/25の東京ドームでケンティーが言った「クリスマスプレゼントは俺たちとの未来だよ」という言葉をあの日私はグループの未来だと受け取ったくらいには、あの空間には愛と希望が満ち溢れていたわけで。今更それを、解釈の不一致だとか裏切られたとかそういうふうには思わないけど、でも、やっぱりこの半年は向き合うべき感情が多くて、手放しに楽しい〜!と過ごせる日々ではなかったよねって思います。楽しいの裏には寂しいがあって、その寂しさを包み込むようにメンバーの優しさが常にあったような、そんな構図。

私は常々、風磨くんのことを言葉が使える人と表現してきたけど、そんな風磨くんがインスタの質問箱を使って自ら矢面に立ち始めた時は、なんだろうな、傷つくことを恐れない優しさに怖くなったというか辛くなったというか、あれほどまでに彼に対してとにかく幸せになってほしいと願ったのはあの時が初めてでした。

 

だから名前もグループの形も変わった3人に早く会って、あなたたちを好きな人間ここにいるよ〜!味方はここにいるよ〜!って伝えたかった。あと今の3人が伝えたいものを純度100%で受け取れるのはコンサートだと思っているので、そういう意味でも今の彼らに会いたかった。

事実3人で行うツアーはこれが最初で最後だと思うので…。いや〜早くて来年のツアーには新たしいメンバーがいると思うと、想像が出来なさすぎて普通に怖い。というか来年年明け頃にメンバー確定予定って言ってた気がするけど、そこから夏ツアーって間に合うのかな?今年のツアーが始まったばかりなのにもう来年の話をするなよって感じなんですけど。

 

ひよっこオタクだった私も少しずつレベルアップして、何だ?ひよこの次ってアヒル?わからないけど、知らない人とやり取りするくらいなら単番でいい!から交換同行をするまでになりました。ようやくですよ。絶対できたほうがいいスキル。言い訳をすると、去年までは自分のモチベに対して休みが取れない仕事だったので、半分諦めの部分もあったのですが今年はそれもなくなったので。何年振りかのアクティブオタクに戻ります。初めて行くエコパで一泊して二日間入るのが、宿泊も含めて一番楽しみ。やはり定期的にホテルに泊まるというリフレッシュは大切です。コンサートとセットであることが大前提ですが!

 

アクティブオタクで思い出したけど、最近学生の頃にしていたちょっと無理のある遠征などを思い返していて、やりたいけどもう出来ないなーとぼんやり思いました。その1番の具体例は夜行バスに乗ること。これができたらグンっと旅費も抑えることができて、その分チケットに回せたり日帰りもできたりするんだろうけど、衛生的にも体力的にももう出来ないです。嫌な老いだなあ。

あとは高校生の頃はとにかく[Alexandros]を追っかけていたけど、一人でホテルに泊まったり放課後飛行機に乗ったり、地方のライブハウスでフォロワーさんとあったり、そこでその知り合いの繋がったり。こういうことは大人になってからいくらでも経験できるかもしれないけど、それを学生のうちにできたことが財産だったなあとも考えてた。社会経験値が上がったとかそういうのはわからないけど、単純に自分にとっての宝物の思い出として。

 

 

さあ、風磨くんを好きになってから4回目の夏が来ました。

頭が痛くなるくらい泣きたくなるくらい死にたくなるくらい、風磨くんのことしか考えられなくなる瞬間が結局一番好きです。一番好きな夏に会えたって歌詞で苦しくなりたいね!

 

 

SixTONES nonSTop DJ MIX vol.1の感想を書く

えー、タイトルがそのまますぎる。

 

タイトルにもあるように、音色のカップリング曲である『SixTONES nonSTop DJ MIX vol.1』がとても良かったので感想を書きます。

別にXでも良かったけど、めちゃくちゃ長くなる気がしたのでここに残すことにしました。よく言えば解釈とか解説とも呼べるのかもしれないけど、全然そんなしっかりしたものではないので、間違っていても責めないでください。これはただ法則性や共通点を見つけては、好きなように感想を書いているだけなので、自己満です。

 

たくさん保険をかけたところではじまりはじまり。

 

ちなみに曲順は以下の通りになります。

BE CRAZY / こっから / Strawberry Breakfast / "Laugh" In the LIFE / 光る、兆し / 僕が僕じゃないみたいだ /  オンガク-声 ver- / JAPONICA STYLE / うやむや / PARODY / Rollin' / NEW WORLD / Good Luck! / S.I.X / Special Order / RAM-PAM-PAM / Dance All Night / Telephone / So Addicted / Mad Love / Waves Crash / Outrageous / Boom-Pow-Wow! / WHIP THAT

 

公式のダイジェストにも本っ当に一瞬ですが載っているので、雰囲気だけでも伝わればと思いリンクを貼っておきます。

youtu.be

 

 

・BE CRAZY→こっから→Strawberry Breakfast (以下:苺朝食)

バンドサウンドのビークレ→こっからに繋がるのはなんとなく予想がついたのですが、こっから→苺朝食の流れは意外かつ相性が良くて驚きでした。でもよく考えたら苺朝食も結構バンドサウンド強めの曲かも。MVのラグジュアリーな雰囲気にイメージが引っ張られすぎてました。あとこっから→苺朝食を繋ぐドラムがかっこいい。このドラムのおかげで2曲が綺麗に融合していると思います。

 

・苺朝食→"Laugh" In the LIFE→光る、兆し

このラフインを境に緩やかに曲調がライトになっていくのですが、苺朝食→ラフインは音の種類は違くても曲が持つ色が似ているのでとても自然な流れで繋がっているなという印象です。

そしてラフインからさりげなく曲のテンポが上がっていて、アップテンポな光る、兆しにも綺麗に合流しています。あとラフインと光る、兆しは音の相性がめちゃくちゃ合います。

 

・光る、兆し→僕が僕じゃないみたいだ→オンガク-声 ver-

光る、兆しの原曲は『突き進め』の語尾を伸ばしているのですが、ここではあえて短く切り響かせて終わることで次の僕僕のサビ始まりがより強調され、全体としても雰囲気を変える良いアクセントになっている気がします。音の雰囲気はずっと似ているんだけど、光る、兆しと僕僕の間に空白があるので、僕僕の世界観の違いを差別化できているというか…。

 

・オンガク-声 ver-→JAPONICA STYLE

ここ、僕僕とジャポの間に入るオンガクがとても良い接着剤になっています。

なんでだろうと考えてみて、①オンガクで一旦テンポが落ちるので次のジャポにある特徴的なイントロが映えること、②オンガクに入ってるピアノとジャポに入ってる琴の相性が良い、この2つがあるのかなあと思いました。

 

 

そして何よりも書きたかったここ!

JAPONICA STYLE→うやむや→PARODY→Rollin'→NEW WORLD→Good Luck!→S.I.X (長い)

ジャポからS.I.Xまでの流れが本当に本当に綺麗で、一番大好きな部分です。

 

長いので分解して書いていきます。

①JAPONICA STYLE→うやむや

まずジャポのサビ終わりにあるきょもちゃんのフェイク。そこに重なるように始まるうやむやのイントロ!あまりにも綺麗なつなぎで初めて聴いた時声が出ました。まるで元からそういう曲だったかと思うくらい完璧。

あと多分だけどジャポとうやむやの音は使い方が似ている気がします。AメロBメロの後ろでジャポは琴、うやむやはピアノの旋律が流れているところとか。

 

②うやむや→PARODY→Rollin'

すごく細かいのですが、うやむやの終わりにある音とPARODYの最初にある音が似ているので、ジャンルの違う2曲なんですけど違和感なくバトンタッチしています。またPARODYの重たいサウンドが、次のRollin'のロックな雰囲気へ繋がる土台を作っています。

ここでPARODYを持ってくるとは思わなかった&合うとは思わなかったので、意外かつ新鮮でした。個人的に、ABAREROのカップリング曲だったPARODYは、ストの曲の中でもそこまで目立つ雰囲気もなく埋もれている印象だったので(実際ABARERO収録曲の中で唯一セトリ入りしなかった曲です)、ここで再会できて嬉しかったです。

 

③Rollin'→NEW WORLD→Good Luck!

原曲のRollin'にある、サビ終わり『今の気持ち泣いてないって』の直後、『Yeah〜〜』とくる部分にNEW WORLDの『Wow oh〜』を当てはめているのが、聴いていてめちゃくちゃ気持ちいい。

そしてNEW WORLDの終わりにある、ジェシーの『Oh,we got a stone』のメロディーと、グドラのイントロの音が合っていてここも聴いていて気持ちいい。この3曲の流れはジャポ→うやむやと同じ理由のような気がします。音の種類が似ている。

 

④Good Luck!→S.I.X

ざっと曲順を見た時から正直合わないように感じていたこの流れ。盲点でした。ジャポ→うやむやの次に好きな流れです。

まずグドラとS.I.Xのクラップのリズムが合う。グドラのサビは振り付けのイメージが強く、手拍子で乗るイメージがなかったのですが、S.I.Xとセットになった途端クラップとの相性の良さを発揮してびっくり。

そして仮にグドラに手拍子のイメージがあったとしても、全く系統の違う2曲が手拍子という共通点だけで、こんなに仲良くなれるとは思いませんでした。

 

 

・S.I.X →Special Order→RAM-PAM-PAM→Dance All Night→Telephone

S.I.Xを皮切りにラストまでいわゆるぶち上げメドレーへと突入していくのですが、初期に出したこういう曲の相性の良さったら!という感じ。

2枚目以降のアルバムでもWHIP THATやOutrageousなど出してはいますが、どこか色が違うんですよね。でも同じような曲ばかりやっていても似たり寄ったりになってしまうし、アルバムテーマやSixTONESらしさを大切にしながらも、一辺倒にならないように常に新しいものを選んでいるのだろうと思っています。(それで誕生したのがSomething from Nothingだったり)

あと個人的に1STの曲が特に好きというのもあり、無条件でお気に入りになってしまったところもあります。えこひいき…。

スペオダの次にランパパきてほしいなーと思いながら聴いていて、本当にその流れだった時は解釈一致すぎて驚きでした。

でもランパパとTelephoneの間にDance All Nightが入ってくるのは逆に意外でした。Dance All NightもEDMが使われている曲ではあるけど、メロディーがどこか切ないのでスペオダやランパパのようなノリで聴く曲ではないというか。私だったらここにDance All Nightを入れるという考えは浮かばない気がするし、入れたとしてもNeed youやYou&Iなどを一緒に入れてしまう気がします。

だからこれは、ある意味作り手がSixTONESの曲をどう解釈しているかというのが見えてくるものでもあるので、それもまた面白さだなあと。

 

・Telephone→So Addicted→Mad Love→Waves Crash

Dance All Nightと同じ意外性で言うなら、圧倒的にここでした。ぶち上げメドレーの中に突如挟まれるSo AddictedとMad Love。

使っている音や、歌詞よりも音メインでノる感じは似ているかもしれないけど、雰囲気が違いすぎる。でもSo Addictedで落としたテンポからMad Loveでさらにディープになるのに、次のWaves Crashへ綺麗に繋がる感じが聴いていてすっごい癖になるんだよな……。Mad Loveの次にくる曲でWaves Crash以外に合うものありますか?と聞きたくなるくらい合う。

これまた私だったら、Waves Crashはひとつ前のスペオダ→ランパパあたりのターンで使ってしまいます。使わずにここに持ってきたのが巧みだなあと思いました。

このDJ MIXをライブのセトリに置き換えて聴いているのは私だけかもしれませんが、セトリで考えたらここでSo AddictedとMad Loveを挟んでくるのは妥当だと思います。この2曲の前後がとにかく踊って煽る曲しかないので、演者の体力温存のためにも必要だし、お客さんを飽きさせないよう一度ここで緩急をつけるためにも必要な気がします。

 

Waves Crash→Outrageous→Boom-Pow-Wow!→WHIP THAT

これを書くために今めちゃくちゃ聴いていて思ったのですが、前半のS.I.X〜Telephoneと後半のWaves Crash〜WHIP THATは同じ系統の曲でも色が違う…とここまで書いて、ひとつ前のところで2枚目以降のアルバムでもWHIP THATやOutrageousなど出してはいますが、どこか色が違うんですよね。としっかり残していました...。

なんというか後半は同じEDMでも少し癖のあるものというか。

前半はSixTONESが歌うイカつい曲の土台となったものがメインで、後半はその土台をもとに誕生した変化球がメインのように思います。

だからその境界線としてSo AddictedとMad Loveが間に挟まってくるのはやはり妥当だということです。

おーっと結局またこの2曲の話になってしまいました。

 

 

と、いう感じでSixTONES nonSTop DJ MIX vol.1は終了です。

 

全体的にvol.1は音の繋がりを重視して構成されているように感じました。

聴く前に曲順を見た時は前半のラフインやオンガク、NEW WORLDなどから明るい雰囲気を想像したのですが、聴き終えてみるとメインの軸となっていたのはRollin'やS.I.Xなどにある重ためな音で、想像よりも無骨な雰囲気が印象として残りました。

明るく爽やかな曲たちが時にアクセントとなりながらも、基本的にはロックサウンドやEDMがメインの曲に上手く融合していく感じが聴いてきてとても面白い点でした。

 

あと先に書いてしまうと、Jr.時代の曲もvol.2は2曲しかないのに対し、vol.1は7曲と多めであるのも印象的でした。これも次のvol.2で根拠も何もありませんが勝手な解釈をしてみようと思います。

 

 

儚さの欠片を集める

 

3月7日

 

今年も誕生日に合わせてブログを書こうと思い、自分のメモやら過去の記事やらを読み返していたけれど、やっぱり一番はこれでした。

「永遠なんてないかもしれないけど、永遠を信じられる僕たちでいたいし、いてほしい。時間に縛られることなく、12年間の思い出はみんなの胸の中にあります。」

信じていられますように - ひとりごとの記録

去年の東京ドームで話していた風磨くんの言葉。私これ、あと何年間擦り続けるのだろうか。本人の口から直接受け取ったあの日は、ライブが終わってから、ほかのどんな感想よりもこの言葉が頭の中をこだましていた。それくらいの言葉だった。

 

 

夢は覚めるし、魔法は解けるように、永遠だって存在しない。

 

だから永遠なんてないと言うけれど、未来の約束をしないわけではない。

それでも永遠を信じて、そのあいだだけでも同じ夢を見たいと話す。

 

これが、菊池風磨というアイドル。

 

ほかの誰よりも、風磨くんを通して見るアイドルが大好きだから、私は風磨くんの担当をしています。

毎年毎年、節目の出来事があるたびに”風磨くんが叶えたいもの、手に入れたいもの、掴みたいと思っている未来が、何ひとつこぼれ落ちることなく手のひらの中にありますように”と願ってきたけれど。去年の誕生日から今日までの1年間を思い返した時、ちょっとあまりにも崩れていったものが多すぎて、別に私は今も昔も風磨くんに何かを与えることができた試しはないくせに、ごめんね、と思ってしまいました。目に見えるかたちで崩れていったもの、手放さなければならなかったものがありすぎたのに、それでも無垢に変わらぬ願いを捧げるのは野暮な気がして。

 

ごめんね、だけどそれ以上に、ありがとう。

アイドルを続けてくれて、グループを守ってくれて、グループで売れたいと夢を口に出してくれてありがとう。1月のあの日、たしかにきみの言葉に救われた私がいた。これは決して、去っていく側を悪く言うつもりはなくて。ケンティーが30歳という節目にソロ活動をするという決断をしたように、ほかの3人もまた、どう活動をしていくのか決断をしなきゃいけなかったわけだから。そのときに前を見ているきみがいたから。多分今、私は春を待つことができているのでしょう。

 

あとはでももう、やいのやいの言われるのも承知でこの活動してますから、もうそれは好きなだけ、好きなように、僕のことを言っていただいて構わないですけど。ただまあ、他のメンバーのことを悪く言わないでいてほしいなと。言わないでやってくれということが、僕からのお願いでございます。

2/20のQrZone。ケンティーがグループを辞めることに対して、なぜ脱退という表現を使ったのか補足という名の説明をした後にこう話したのを聞いて、やはりきみはどこまでもきみのままなのだと、その不器用な優しさに涙が出た。言葉を使える人でありながら、大事な時には行動で示していく。自分の保身のために言葉を使うことは、ゲーム内で言葉巧みにズルを持ちかける場合を除いて(笑)、ほぼない。この日きみは、25分間しかないラジオの中でOAする曲を一つ減らしてでも、去っていくメンバーを守るために脱退について言葉を尽くしていた。

 

 

自分から矢面に立つようなタイプであるきみがグループの長男になってしまうことに、ひどく不安を抱いたのは言うまでもない。マリちゃんが卒業する時、「『マリウスのことを応援して背中押したんですよ。マリウスも俺らのこと応援してくれてるんですよ』っていうのはそりゃ言うよ。だって俺らが倒れちゃったらさ、誰もついてこれなくなっちゃうじゃん」と大粒の涙を流しながら本音を溢したきみを、私たちは知っている。深読みのしすぎだと言われたらそれまでだけど、そんなきみの口から、前向きな言葉の裏に隠された葛藤や不安を聞くことができる日は、訪れないかもしれない。

だから私は、責任という鎧に着せられてきみ自身を見失ってしまうことが、絶対に絶対にありませんようにと願う。きみはどこまでも自由であり選ぶ権利がある。それは夢のかたちも、幸せのかたちも、だ。きみの幸せが当たり前にあることが大前提で、そのなかで風磨くんの努力が正当に評価され、報われる世界であってほしい。

去年もその前も、いつだって私は祈ることしかできないけれど。変わらずにアイドルでいてくれる風磨くんがいるから、今年もまたこうして祈ることができている。

 

 

刹那の狭間にうまれる一瞬のきらめきに、きみは夢を魅せてくれる。

 

彼の価値観に絶対も永遠もないからこそ、一瞬一瞬を積み重ねていくように生きる姿を、”エモい”なんていうたった3単語で済ませてしまうことがたまらなく嫌で、風磨くんのなかにある儚さのかけらを見つけては、いつも自分なりの言葉にして残してきた。

 

 

 

風磨くんへ。

28歳は楽しかったですか。

充実していましたか。

多くの夢が叶った一方で、正直、多くの願いが消えていった一年でもありましたね。

グループの名前が変わることが決まって、15年一緒にいたメンバーが違う道を歩むことが決まって。

それでも永遠を信じられる僕たちでいたいと、アイドルとして夢を見ることを諦めないでくれた。

 

28歳も、アイドルでいてくれてありがとう。

そして今日から始まる29歳も、変わらずにアイドルを選んでくれてありがとう。

 

本当は、誰よりも永遠を信じていないのはこの上ない自分自身です。

だから私は未来に臆病で、来年もずっと好きでいるなんて思えない。

どうか同じ夢を見ている時間が少しでも長く続きますようにと、自分の気持ちにさえ願うことしかできない。

 

それでも、そんな時間が続く限りは、

刹那にきみが織りなす儚さを抱きしめて、

そっと胸の中にしまえたらいいと思う。

 

きみを通して、宝物のような時間が増えればいいと思う。

 

いつだって、今の風磨くんが一番格好いいよ。

そうやっていつまでも同じ今という時間から、同じ未来を見ていられますように。

 

あの日信じた永遠の中で、ずっと。

 

 

 

風磨くんお誕生日おめでとう。

幸せな29歳を過ごしてね。

 

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重圧にならない程度で良いから「やっぱ6人だよな」を

SixTONES VVS 2/17京セラ公演、MC中に何度も聞こえた「やっぱ6人だよな」の言葉。

大切に、大切に、噛み締めなければと思った。

 

センターステージから放射状に伸びる6本の花道の、どこに立ちながら話すのがいいのだろうか、とメンバーが好き勝手な方を向いて話しているとき、5:1の図で北斗くんが1人になる瞬間があって、それは自分の意思でそこに立っていたし不安に思うことは何ひとつないけれど、その姿を見たこーちが「ほら!決めないと北斗が1人あっち向いちゃってる!」って。きっとこーちはそんな深い意味なんてなく言ったのだろうけど、そうやってひとりでそっぽを向いてしまっても必ず気づいてくれる人がいて、無視せずに仲間に入れてあげようという姿勢が必ずある。

ただ毎日一緒にいればいいわけじゃない、そんな気持ちで円満な関係のまま10年以上同じ人間と過ごすことなんてできるわけじゃない。当たり前に感じている6という数字の裏側には、そういう小さな思いやりの積み重ねで今があるのだろうと思った。

 

あの時、北斗くんを見捨てないでくれてありがとう。本当にありがとう。

 

6人だよなあと話してくれるたび、思いを馳せてしまう、私は知らない過去。どこかでボタンを掛け違えていたら私が今出会う未来はなかったのかもしれないと思うから、いつも感謝してしまう。

 

 

北斗くんがメンバーと気まずくなっていた時、唯一話せたという田中樹さん。メンバー内で唯一の同い年であり、誕生日が3日違いという唯一の双子でもある田中樹さん。そう、2人はほくじゅり。

青と白のペンライトに囲まれて、セットに腰掛けながらスーパーボーイを歌う2人の背中が、まるで星空を眺める姿のように見えて静かに涙が出ました。

 

 

アイドルに絶対を押し付けることは罪のような行為だと、最近は思う。

たとえどんなに信じたくなる理由が増えても、6人であることを強制することはできないし、引き止める権利もない。彼らがしきりに口にしてくれる「やっぱ6人だよな」が、知らぬ間に縛り付けている呪いになっていないかと不安になる時がある。

 

結局は、同じ夢を見ているこの時間がどうか1秒でも長く続きますようにと、祈ることしかできなくて。

最近は辞めてしまうことや命ごと消えてしまうことがとても多いし、永遠なんてないのだと実感する出来事をこの1年間で何度も体験して、アイドルが変わらぬ形のまま続く尊さを知っているから。そして限られた時間の中でアイドルが描く夢についても、何度も考えさせられたから。

 

5年後も、10年後も、ずっと一緒にいてね。

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何気なく、でも当たり前のように話してくれる「やっぱ6人だよな」の言葉を、重く受け止めながらMCを聞いていたオタクの話でした。