見とけ 歴史に刻む瞬間 その名はtimelesz って、ね。
名前が変わって3人になって、だから必然的に歌割りも踊りの立ち位置も変わって…って、この数ヶ月何度書いてきたかわからない言葉なんだけど、それくらい簡単に受け入れられることではなかったからこそ、直接パフォーマンスを見て直接言葉を受け取ることが、こんなにも大切なんだと痛感したツアーは初めてだったと思う。
今思えばなにがそんなに不安だったのか謎だけど、初めて3人の姿を見るまでずっと怖かった。変わってしまったことを突きつけられて、立ち直れない喪失感に襲われるんじゃないかとか、あとはなんか、どんな立場だよって話なんだけど、3人でも大丈夫なのかな、とか。
失ってしまったものがあるグループとしかtimeleszを見れないんじゃないかって、そういう意味で不安と心配と怖さがずっとあったんだと思う。
だからこそ、とにかく早く直接3人を見たかった。SNSを通して受け取る言葉より、直接受け取る言葉がほしかった。彼らが今、何を思い、何を伝えたいのか。そして伝えるためにどんな曲を選ぶのか、コンサートの演出を通して知りたかった。
第一章でも第二章でもない、終わりと始まりの狭間にいる今の時間。まさしく"episode 0"だと思う。
個人的初日だった名古屋のRUNで自分でも引くくらい号泣したことを忘れたくないんだけど、そのなかでもここ、
常識も非常識も 君とならばぶち壊せるよ
悲しみも喜びも全部 半分に分けて感じ合おう
何度も決して壊してやり直して
もう一回立ち上がれるさ
正解なんて意味ない
僕らだけの答えに辿り着けばいい
2番の歌詞がもうずっとだめで、ずっと泣いてた。だってまさに今の彼らであり私たちじゃん。4/1以降も普通に聴いていたはずなのに、直接歌われた瞬間に生まれる言葉の力。
特に勝利くんの『悲しみも喜びも全部 半分に分けて感じ合おう』って、感情を共有するような歌詞が、いいのか悪いのか歌詞というより勝利くんの言葉のように聴こえてしまって、感情を共有することはライブという今この瞬間にしかできないことだ…って思ってそっからボロボロ泣いてた。
そこから『感じてるだろう?感じてなきゃだめ 痛みに気づかないふりをするな』が、当たり前にひとりで、わかっていたからその前の間奏からずっと怖くて、いざ始まったらやっぱりひとりだ、そうだよね、の気持ちになってまた泣いて…で、気づいたら1曲目終了。
そして2曲目がトラトラで、私は心臓がもぎ取られるかと思いました。というのも、個人的にケンティーの脱退を知ってから当てはめて聴いていた曲の一つにトラトラがあって、その時から歌詞が重すぎてもう歌ってくれないんじゃないかと勝手に思っていたから。
手のひらの未来予想図 溢れ落ちていったあの夜
目の前の優しさすら疑ってしまう自分がいた
これを歌う風磨くんを見てまた泣いてた。もうずっと泣いてる。
今も渦巻いている気持ちの色々は、どんな道を辿っても最後は絶対に笑っていたいという気持ちがあって、いつか笑って話せる思い出になりますようにって願っていて、だからサビの
信じてみたいんだ 誰が何言おうとも
悲しみの向こう側に I see the 未来
最後にはきっとそこに美しき世界が
僕らを待ってる
だったり、ラップにもある
笑って話せる Some day together
っていう言葉たちで結局毎公演涙してた。今の彼らを表すのにこんなにぴったりな曲があることがもはや怖いというか、縁や巡り合わせを感じるよ。
あとBメロでさときくがしていた膝立ちになりながら祈る振り付けが大好きでした。
そしてpuzzleについて帰りの飛行機の中でこんなメモを残してる。
puzzleを4人の曲として扱うのがすごく苦しかった部分があって。だって確かにリリースは4人でしたかもしれないけど、披露し続けていくのは3人なわけじゃん。他の曲みたいに4人や5人で歌ったことはない曲なわけで。3人で歌っても、他の曲よりも4人の濃度が逆に濃いというか、最後のイメージがどうしても拭いきれなかったというか。だからどこかで遠ざけていた部分があったんだけど、えぴぜろを通して、言い方が良くないかもしれないけど…3人で歌っても寂しさを感じない、成立する曲として見れるようになって、自分なりにこの曲を消化できるようになったのが嬉しかったな。
曲を出したのは4人だけどライブで見る時にはもう3人なのか…っていう気持ちが3月にCDを買った時からずっとあって、どうしても歌詞もケンティーのことを当てはめちゃっていたんだけど、えぴぜろで聴き続けることでそういう気持ちが昇華していったのがすごく大きかった。ラスサビで向かい合うときちゃんと目を合わせていたのがとっても可愛かったね。
そのあと曲名からなぞって、パズルのピースに映し出された過去の映像が一つ一つはまっていく様子がモニターに映るんだけど、そうしてパズルが完成していく様子がまるでSexyZoneのようで…。
パズルはピースが決まっていて、完成したらそれ以上はまるピースはないんだから、SexyZoneというパズルが完成した以上、SexyZoneとしてのピースが増えることはないんだなあって。
えぴぜろはtimeleszと初めましての場でもあるけれど、SexyZoneとお別れの場でもあるんだなあってここで改めて感じました。
そこから始まるソロ曲枠。
風磨くん、rougeを選んでくれて本当に本当に、本当にありがとう。
後追いの身としては2017年のSTAGEで歌っていたrougeがそれはとっっっても羨ましくて。それがなかったとしても、当時17歳の時に初めてもらったソロ曲。あの頃とはキャリアも年齢も大きく違う、今の風磨くんが歌うrougeが本当に聴きたかった。
上手にはソファー、下手にはベッドの配置がSTAGEと同じで、この配置はたまたまじゃないと思っています。
でもSTAGEと今回で大きく違ったのは、STAGEはソファーが2人がけだったりベッドでキスする素振りがあったりと、そこに相手がいると思えるような演出だったのに対して、今回はソファーも1人用だし相手がいるような仕草、動きもなく、完全に一人だったこと。
18〜22歳の頃の風磨くんが歌う『どんな罰も受ける』は "どんな罰も受けるから、まだ一緒にいたい" みたいな聴こえ方だったけど、29歳の風磨くんが歌う『どんな罰も受ける』は "もう一緒にはいられないけど、不幸になるのは自分だけでいい" みたいな聴こえ方で、そういう変化があるから今の風磨くんに歌ってほしかった。
毎公演、息を止めて聴いていたあのアカペラも相まって、今の風磨くんが歌うrougeはとても寂しいし、どうしようもないほど切ない。でも演出を通してあの頃の面影を見つけたり、曲に憑依するような大好きな歌い方を見るたびに、気持ちのやり場がなくなって泣いてた。
もうこれから先聴けないかもしれないとか、歌ってくれてありがとうとかそういう気持ちもあったんだけど、なんで泣いていたのか今思い返してもちゃんと理由がなくて、でもなんか毎回アカペラから泣いてたんだよなあ。
今だから、今しか歌えないからこそ選ばれた曲たちが今回のセトリにはきっとたくさんある。それはソロ曲も例外ではないはずで。数あるソロ曲の中からどうしてrougeを選んでくれたのだろうか、その理由や思いをいつか教えてくれたらうれしいな、なんて、思ってるよ。
そして今回の一番の鍵となったと思っている、聡ちゃんが歌ったCRY。
これこそ今しか歌えない曲だったし、今だからこそ歌える曲だったし、今歌わなきゃいけない曲だったと思う。
居なかった空白の時間は決して埋められないし、もう5人に戻ることもない。SexyZoneはたしかに3月31日をもって幕を閉じたかもしれないけど、欠けた時間を無かったことにはしない、不完全だった過去も、その時に伴った痛みも涙も、すべて抱きしめて未来へ連れていくんだと、そんなふうに聴こえて。
間奏中、自分がいないPAGESのライブ映像が流れるモニターを、聡ちゃんはどんな気持ちで見つめていたのだろうか。
想像通りにはいかなくたって何度だってGo again
この声が枯れたってTry
光と影を引き連れて
そう前へ前へ前へ もっとGo ahead
素晴らしい旅の途中
そうやってモニターと向き合う聡ちゃんが、まるで過去と向き合う姿に見えたあとに続くのが、この歌詞。
あまりにも綺麗な過去の救い方に涙が止まらなかった。御涙頂戴の演出ではなく、3人にとってもファンにとっても、誰一人置いていかないために必要な時間だった。
彼らが新しいグループ名にtimeleszと名付け、過去・今・未来の3点をなぜこんなにも大切にしているのか、その全てがCRYに詰まっていた気がします。
冒頭3曲の流れも譲れないけど、一番好きだった流れは君と…Milky way→Dream / make me bright→Summer Rideの部分でした。
君と…Milky way、タイトルがちょっとじわじわくるけど、歌詞が本当に本当に、本当にいい。
過去と未来を繋ぐものが 僕たちの心にある
輝くMilky way 夢を浮かべて
さあ永遠を探しに行こう
この世界でたったひとつ抱きしめた愛を
そうさ信じて
オリオン座の3つの瞬き
君の胸に飾ってみたいよ
なんでもできる 必ず君のためになる
いや、歌詞の内容が新しいグループ名にぴったりすぎる。ツアーで改めて聴いた時、あまりにも歌詞がよくできすぎていて、このために作られた曲なんじゃないかと思ったくらい。そういうのも全て知った上でセトリに入れたのなら、もう頭が上がらないです。
そこから日替わり曲でDream / make me bright。個人的にはDreamが好きでした。重すぎたけど。
繋いだままでいれたらいいね
何度離れ離れになっても
慣れない世界で君を見つけて
それだけで何もいらないでしょう
それじゃさよなら
僕らのたわいない日々よ
たとえどこかで会えたとしても
そっと目を逸らしてまた歩き続けるでしょう
夢みたいに綺麗に消えて
どこが重いって、言わずもがな。このDメロからの落ちサビです。元の歌割りもあってどうしてもふまけんを重ねざる得ない歌詞でした。 苦しい、重たすぎる。
少しずつ気持ちも変わって、辞めないでほしかったとか変わらないままでいてほしかったとか、変化を否定する気持ちは薄れていっても、拭いきれない寂しさだけがあって、そんな感情の淡い部分にそっと入り込んでくるような。
そしてSummer Rideへと続く流れが、単純に曲の流れとしても好きだし、曲に当てはまる気持ちの流れとしても大好きでした。
Summer Rideは初めて聴いた時から
思い出は闇の中で光る星さ
心に刻み込めば夜明けはすぐそこだよ
っていう歌詞がお気に入りで、そういう思い出をまさに貰っているライブという空間で聴くのがさらに大好きだったんだけど、ケンティーのパートだったから風磨くんに変わってて………。そうだよね、きっと風磨くんが歌うんだろうなって思ってたよっていう気持ちと、嬉しいけど変わった理由が寂しくて、みたいな。
そしてそこからさ、
君と僕の逃避行
君と夢を見てた
君は今も元気かい?
君が好きさ
どこまで行こうとも忘れたりはしないからね
愛してる 今もまだ
そんな季節
って続くんだよ………ほんとに……今までそんなこともなかったのに、今回のツアーで初めてケンティーに当てはめて聴いていた自分がいて…。
君と…Milky wayからここまで、寂しい記憶と向き合う時間が続いて胸がきゅっとなるんだけど、この感情もたぶん今のツアーだからこそあるものなんだろうなって、大切な時間だった。
あとSummer Rideのパートで言うと『誰かに似た君じゃなくて 君らしくしてる君が好きだよ』も、ケンティーから風磨くんに引き継がれたパートだったね。私がずーっと風磨くんに対して思っていること。思いがけない形ではあったけど、風磨くんが歌ってくれたの嬉しかったな。
初ドームから恒例となりつつある過去曲メドレー。
メドレー折り返しの、場の空気を変える枠に風をきってが選ばれて、それはもうびっくりでした。あの歌い出しと共に、オレンジの照明に照らされながらリフターが上がっていく景色を今でも思い出せる。
そして続く勇気100%😭忍たまメドレー😭勇100を持ち曲としてセトリに入れることができるの、担当していたグループだけの特権で大好き。今回はサビだけだったけど、私は2番の歌詞が大好きです。いつかまたフル歌唱してください。
あと惑星も嬉しかったな…。前回も書いたけど歌詞が素敵です。そこからシルムンの流れも綺麗だった。
シルムンね…なんていうか…、うーん、別に始まる前からどの曲が挨拶前に来るのか予想していたわけでもなかったし、シルムン歌いそうだな〜とか逆に歌わなそうだな〜とか思う余裕もなかったんだけど、メドレーラストの曲且つ、挨拶前という区切りになる曲に選ばれたことに、終わってからとても腑に落ちたというか…。
先に言うと、このあと挨拶を挟んでtimeleszとして出した曲を連続で歌い、本編終了となる流れがあって。そういう意味で、挨拶前はSexyZoneと向き合い、さよならをする最後の時間とも捉えることがでからと思うんだけど、その最後がSilver Moonだったの。
デビュー曲でもなく新グループ名の由来となったtimelessでもなく、シルムンっていうところが、すごくしっくりきたんだよね。Silver Moon以外ないよね、って思える。
風磨くんはセトリを考える時、最後の曲から考えると聞いたことがあるのですが、今回のテーマのひとつに星座があった(と思っている)のは、このSilver Moonから始まっているのでしょうか。
timeless
=時間の経過に影響されず、価値が変わらないもの
改めて考えてみたら、グループ名と曲名の由来になったこの単語の意味は、過去に向けたもの。だから、SexyZoneというグループの歴史や5人の時間がそうなりますようにと、曲名に名付けられた。
それがやがて、新しく始まるグループもそうでありますようにと願いが込められて、新グループ名に選ばれたのだと私は思っています。
本来の意味は過去に対して使う単語かもしれないけど(間違っていたらごめんなさい)、グループの祈りが込められた瞬間、未来を示す、未来を照らす、光のような単語になり、
今回のツアーテーマである、episode 0。
つまり、未来へ進むために、今現在から過去を振り返り、掬いきれなかった時間も全て抱きしめて、過去・現在・未来を繋ぐという意味に繋がったのが、美しい流れだったなあと感じます。
そしてもっと言えば、過去や未来と時間を行き来するようなテーマを表現するために、月や星といった空にあるものに繋がったのも素敵だし(違うかもしれないけど)、
何より回りくどくなったけど一番思ったのは、そういう、様々な意味や思いを詰め込んだ枠である最後の曲に、Silver Moonがバチっとはまったことが奇跡だというか……。曲に愛されているグループだと改めて実感しました。
6/29 愛知 昼公演
「だからどうかどうか、一緒に手を繋いで、振り落とされそうになって、ついていけないと思う時もあるかもしれないけど、それでもついてきてほしい」
7/13 静岡 夜公演
「SexyZoneという宝箱を胸にしまって」
「もう誰も欠けない、終わることがない、永久不滅に続くグループにしたいという意味を込めて、僕たちはtimeleszという名前をつけました。 だからこそ、その歩みのために、大きな一歩として新メンバーを入れることを決めました」
7/14 静岡 昼公演
「前に進まなきゃという思いが、寂しく映るのかもしれません。過去を忘れて、もう思い出したくないのかと、そう見せてしまっている瞬間もあるのかなと思います。
でもそんなことはなくて。グループ名に込めた想いは、今とこれからだけじゃなく、過去も抱きしめて歩むということ。
過去・今・未来の三点を繋ぐグループ名として、新たな一歩を踏み出しました」
「もしかしたらこの場では強い声援を送っていただいていても、本当は気持ちが引っかかっている人もいるかもしれません。でもそれは悪いことじゃない。そう思っている人も納得してもらえるように、僕らは誠心誠意、パフォーマンスで気持ちを表していきます。」
7/21 横浜 夜公演
「なぜ前を向くのか。五大ドームも、国立も、チャートの総なめも、全部全部、5人で見た夢だからです。
だからこそSexy Zoneという形がたとえそこで幕を下ろしたとしても、我々はSexy Zoneの思いを抱いてこれからも前に進み、大きな夢を、素晴らしい景色を見たいと思っています。
でもそこにはみなさんがいないと意味がありません。大きな船で一緒に叶えるからこそ、意味がある夢です。」
「オーディションだって、前代未聞です。大丈夫、全部上手くいきます。」
8/3 仙台 昼公演
「1人2人抜けたって言っても、抜けた人数の話じゃない。そこには5人の掛け合いやマリウスや中島との思い出があって、そんな簡単な話じゃないってわかってるけど、それでも、3人と過ごす今が楽しいです」
「じゃあ増えたらどうなるのか。これもまた簡単な話じゃないけれど、でも (この後に"掛け算で言うなら"みたいなことを言ってたような…)もっと楽しくなると思ってます。というか、楽しくさせます」
「この一瞬もそう、これから、明日から、5年後も10年後も楽しくなるように、一緒に進んでいけたらと思います」
8/24 大阪 昼公演
「春からtimeleszとして歩み始めた中で、楽しいことも苦しいこともあったけど、どんな時間もかけがえなくて幸せな時間でした。この仕事をしててよかったと思えます。それはみなさんが見ててくれたからです」
「みなさんも、人生で悲しいことや苦しいことがあった時、もう少しだけ頑張ってみようかな、そう思える理由に少しでも僕たちがなれたらと、その一心で活動してきました」
名古屋で「どうか着いてきてほしい」と言われた時、怖いくらい優しすぎると思ったけどやっぱり嬉しかった自分がいたこととか、ツアーが進むにつれ言葉選びが変わってきた中で、横アリの夜に「大丈夫、全部上手くいきます」という言葉を聞いて泣いたこととか。
その時そのときで風磨くんの挨拶に救われた私がちゃんといて。
それは単に"前に進む"というよりは、なんだろう、"SexyZoneとtimeleszを切り離して考えられるきっかけ" になったというか…言葉選びむずいな…SexyZoneを愛したままtimeleszを受け入れられるきっかけになったというか……
timeleszになった4月1日からずっと、正直私の中でtimeleszはセクゾの3人バージョンという風にしか見れていなかった部分があって。
SexyZoneから卒業をして、timeleszとして新しくスタートを切ったということを言葉として頭では理解していても、完全に新しいグループとして見ることは出来なかったところがありました。
なんだろう、timeleszに名前を変えて新しく3人でスタートを切ったこと、頭で分かってはいたんだけど、でもどこかで5-2=3になったグループ、つまりSexyZoneの3人バージョンみたいな認識が4月からずっとあって。たしかにSexyZoneの意思を引き継いではいるけれど、そういうのとはまた違う、形の概念として、SexyZoneが名前を変えて3人になって生まれ変わったグループ、みたいな捉え方をずっとしてて。
iPhoneのメモにもこう残していたりして。
だけど静岡か横浜終わったくらいからか、timeleszはtimeleszでグループの色や雰囲気がちゃんとあると、気づけている自分がいました。
そこから私の中でやっとSexyZoneと timeleszを切り分けて考えられるようになったというか、やっと気持ちの区切りや整理がついた気がします。
その時、だからこそSexyZoneはもう存在しないんだと本当の意味でわかった気がして、もっと言うならあの時メンバーがしきりに言っていた「5人でSexyZoneを卒業する」という言葉の意味がやっとわかった気がして……それで改めて見た5人旅でめっちゃ泣いたりしたんですけど。
SexyZoneの風磨くんとtimeleszの風磨くんは同じ人間だけど違う。これは勝利くんにも聡ちゃんにも言える話。集団の中で生まれるその人らしさの在り方が、SexyZoneでしか見れない姿とtimeleszでしか見れない姿、それぞれある。
ずっと風磨くんを見ているけど、もうSexyZoneの風磨くんには会えないんだなあって、今更ちゃんと分かって、それがすごく寂しくてとっても泣いているよ。
この夏私が何度も見ていた3人は、SexyZoneではないんだって、ずっとわかっていたけど、ふと本当の意味でわかった気がして、やっぱり寂しい。でもちゃんと未来が楽しみな気持ちもあって、寂しさだけじゃないのも本当。ふたつの気持ちがこんなにもしっかり存在するなんて、あんまりできない経験のような気がする。忘れないでいたい。
5人旅を見てめっちゃ泣いた後のメモにもそう書いてる
そしてそう思えるようになったきっかけに、風磨くんの挨拶、ひいては今回のツアーがあったのだと思います。たぶん、というか絶対に、こういうふうに気持ちがいい意味で変化していく感覚は、コンサートという生のエンタメを浴びなきゃ得られなかったものだと思ってます。
挨拶後、ファンネームのsecondzに準えて、SexyZone 総活動時間やSexyZone 総楽曲時間が秒数で表された時、どんなに公演を重ねても増えることのない数字に、改めてSexyZoneが幕を閉じた事実を突きつけられて何度見ても泣いてしまった。
でもその後、"timeleszがsecondzと過ごす時間=timeless" と表示された時の、あの、会場全体が同じ祈りに満ちた空間が本当に尊くて。
どんなに気持ちが後ろ向きになったとしても、私が信じてこの光に着いていけば、きっと未来へ連れ出してくれるんだなあって思った瞬間だった。
dilemmaのラスサビで、歌いながら下手外周を走る風磨くんが本当に好きで、いつもそこから気持ちが溢れてビビサマ終わりまでずっとだめになっちゃってた。絶対に一瞬も見逃せないって気持ちになって双眼鏡を持つ手が震えたこと、忘れたくない。
君を知れば知るほどまた
知らない君に出会えるから
2人いる時止めないで
ビビサマでここを歌う風磨くんを見るたびに、あまりにも儚くて綺麗で消えちゃうんじゃないかって思ったことも、忘れたくない。私にはこの歌詞が風磨くんにしか聴こえなかったよ。
ビビサマ終わり、「We are!timelesz!」って声高らかに言いながらステージから捌けていく3人がちょっと寂しくて、ちょっと切なくて。でもそのやさしい痛みが、ぐらつく私の心にいつも静かに "。" をつけてくれました。
そうしてアンコール最後にみんなで叫ぶ「We are!timelesz!」。
正直最初は慣れなくて妙な小っ恥ずかしさがあったけど、でもきっとここで一緒に叫ばないと多分一生進めない!と思って呼んでた。1回、2回、3回…と叫ぶうちに気持ちが進んでいくというか、受け入れてもらえたような感覚になって、それが愛おしくて。いつも以上にもっと特別な時間でした。
SexyZoneからtimeleszへ、最終的に何人になるのかわからないけど……まさにそういう過渡期である今を、 一緒に過ごさせてくれてありがとう。変わる前でも変わった後でもなくて、変化している最中のグラデーションを、見える形で残してくれてありがとう。
オーディションの配信が始まる今日、改めて半年間を思い返していて、この半年はSexyZoneを懐古して寂しさを抱く時間を作ってくれた半年だったのかもなあって。
別に明日からはそう思っちゃいけないとかそういう訳じゃないけれど、今日からオーディションの過程が公になるというのは、なんかどこか、もう本当に戻れないところへ進んでいくんだなあという感覚が、私の中にあるから。
この夏があったから、今こうして変化を肯定的に受け取れた自分がいます。そしてこれからも、3人と過ごした最初で最後の2024年の夏に、救われるのだと思います。
さようなら、Sexy Zone。
はじめまして、timelesz。