ひとりごとの記録

主に音楽、アイドル、菊池風磨くんのオタクのひとりごと。

信じていられますように

SexyZone ドームツアー2023 Chapter II

主に12/25の感想を残していこうかと。

 

まず真っ先に思い出したのは、メドレーの最後にWith youを持ってきてSexyZoneコールをしたあと、Forever Goldに繋げた流れ。グループ名が変わってしまうからこそ、SexyZoneと言った後にForever Goldという歌詞を聴くと、まるで"名前が変わっても、SexyZoneというグループ名は永遠に輝き続けるよ"と言われているようで、2日間とも泣きました。

そしてそこからSexyZone(曲)につながっていくのも、デビュー曲をすごく大切に扱っているのが伝わってまた泣けました。アリツアでやらなかったからこそ、ドームで歌ってくれるデビュー曲はさらに重みがあって。セトリの流れを見たときに意味がある位置にもってくるあたりが、とても風磨くんらしい。曲そのものに宿っている言葉の力や、曲とグループの物語を重ね合わせたときに生まれる力をすごく信じている人だなあと思います。

 

「永遠なんてないかもしれないけど、永遠を信じられる僕たちでいたいし、いてほしい。時間に縛られることなく、12年間の思い出はみんなの胸の中にあります。」

永遠の輝きと歌ってくれたあとに聞く、風磨くんの「永遠なんてないのかもしれないけど、永遠を信じられる僕達でいたいし、いてほしい。」がまた刺さる。

私たちはもう物分かりがいいから、未来を永遠だと思うことはできなくて。だけど過去を永遠にすることはきっとできる。過ぎた時間は戻らない、ということを味方にしたら。色褪せぬように記憶を愛してあげれば、きっとそれは永遠という名の思い出になる。永遠だと信じた時間があるならば、たとえ過去になろうとその人の中で生き続ける。風磨くんはそれを知っている。そんなふうに今を積み重ねていけば、きっと未来も永遠だと信じることができると、そのために永遠を信じられる僕たちでいたいと、あの言葉の中にはそんな願いが込められていたように見えました。

 

だから最後、時間に縛られることなく思い出は永遠だと残して、timelessをもってきた。今回の裏テーマは永遠だったのだと思います。アリツアでセトリの最後にSad Worldを持ってきたとき、闇も哀しみも痛みも、すべて余すことなく抱きしめて描く人たちなんだと改めて感じたことを覚えています。そんな陰の中にもある愛おしい記憶たちを永遠だと描いたののが、今回のドームツアーだったように感じます。

 

 

ケンティーが挨拶でほぼ毎回「アイドルという名のものに」「アイドルの神様」という言葉を選んでいたように、私たちにとっては言わずもがなだけど、彼ら自身にとってもアイドルとはどんな存在(であるべき)なのかを、考えることが多かったように感じた下半期。

聡ちゃんソロ曲の最後に『雑踏の言葉のPoison浴びても お前が望む道化師 おどけてやろう』という歌詞があるのですが、ドームで歌う姿を見ていたら、これは今の聡ちゃんがアイドルでいる上での覚悟なんだと改めて気付かされて、ハッとさせられました。たしかにアイドルは一つの道化師。でもそれが心と体のバランスを崩すきっかけにもなりかねなくて、実際に聡ちゃんはそれでお休みの期間がありました。そんな聡ちゃんが今、この言葉を歌う重み。あたたかくて、やさしくて、胸がいっぱいになる言葉を的確に届けてくれる聡ちゃんだけど、胸の内にはそんな闘志が燃えているのかと。

モノクロの世界を作るために可能ならばみんなペンライトを消してほしい、という演出が初めて成功した25日の公演。真っ暗なステージの中、切り裂くような鋭く白い照明とスモークに包まれながら登場した姿を見て、鳥肌が立ちました。なかなか成功しなかった公演を見てきたので、聡ちゃんが魅せたかった世界観の一つになれたような気がして、尚更。

 

 

こんな心配なんて無用なくらい、悲しみと向き合えていますように。きみが進めていますように。きみが進む未来が照らされていますように。新しい夢が見れる日々が、その夢が叶う日々が、訪れますように。

祝辞 - ひとりごとの記録

元旦にしがないオタクの小さな願いとしてこのように残していました。昨日なんとなく読み返していたら、ちゃんと叶った一年だったかもしれないと思えて泣きそうになりました。

「この5人を守り続けていかなきゃいけないんだと強く思いました」「一生とは言わない、せめてあともう少しだけ、僕たちと一緒に夢を見てくれませんか」と話していた風磨くんが、今年、「ここにいるみなさんと僕たちで、これからも一緒に夢を見ませんか」「永遠なんてきっとないけれど、永遠お信じられる僕たちでいたい」と話してくれた。時の流れとともにきっと風磨くんの心情も変化していって、私たちに届けてくれる言葉が変わっていったこと。この事実を大切に抱きしめていたいよ。

 

今日でマリちゃんの卒業発表から一年が経ちますね。

去年の卒業も今年の改名も、こんなにも綺麗な花道を用意してくれる人たちを、私はあのバンド以外に見たことがありません。

今更引き合いに出すつもりはないんだけど、でもこうして話題に出してしまう時点でもう違うのかもな。あの時、なかなか気持ちの整理がつかずついていけそうになかった私とは裏腹に、もう気持ちの区切りがついたようにすっきりとした顔で、前だけを見ていたメンバーが正直辛かったと思い出した。決してそれは悪いことではないし、そんなふうに振り返らず先を見据えている姿が彼らの強さであり、また好きな部分でもあったから。ちゃんとファンの気持ちを汲み取ってくれたことも覚えている。コロナ禍だったあの頃、最後のライブは自分たちのためではなく、私たちのために有観客でやりたいと強く主張してくれたことも、2020年3月のインタビューで "自分たちの中では何ヶ月も前から決まっていたからもう先は進めているけど、ファンのみんなはあの日いきなり知らされて今に至るわけだから、そうじゃない人たちがいてもしょうがない" と話してくれたことも、全部覚えている。だから、もう、私の勝手なわがままでしかなかったんだけど、寂しがって欲しかったんだと思います。

だからとは言いませんが、せくしーのみんなが寂しいと涙を流している姿が私にとっては救いでもありました。寂しく思わない方が寂しいよって言ってくれた風磨くんが好きだと思いました。夜が明ける前の闇を描いた時点で思ったけど、誰も置いていくまいと必ず後ろを振り返って、哀しみに寄り添ってくれる。すぐに立ち上がれない人の存在を知ってくれている。

 

 

風磨くんを好きになった時、絶対も永遠も簡単にあげられない、風磨くんに対してそういうふうに思わない、と決めた話は私の中で何度もしてきました。一生なんて無理だから、気持ちは変わっていくものだから。どんなに好きでもいつかは必ず終わりが来るのだと、そんな泡沫でもいいから夢を見たいと、軽いようでかなり重たい感情を抱いて風磨担になりました。

 

3年半前の春、"勘違いだとわかっていながらも信じていた永遠" と残したあの日から、ずっと永遠なんてないって思っていたし、今も思っているよ。

それでも永遠を信じたいと話したきみを見て、私はあれから永遠を信じていただろうかと思った。

 

無いと思うことと、それでも信じることは別物で。永遠であろうとしてくれるきみに対して、勘違いでもいいから再び永遠を信じること。それがきみを好きでいる時間の中で影響されて産まれた約束なら、騙されていたいと思うよ。

 

f:id:vvave:20231229151610j:image