ひとりごとの記録

主に音楽、アイドル、菊池風磨くんのオタクのひとりごと。

重圧にならない程度で良いから「やっぱ6人だよな」を

SixTONES VVS 2/17京セラ公演、MC中に何度も聞こえた「やっぱ6人だよな」の言葉。

大切に、大切に、噛み締めなければと思った。

 

センターステージから放射状に伸びる6本の花道の、どこに立ちながら話すのがいいのだろうか、とメンバーが好き勝手な方を向いて話しているとき、5:1の図で北斗くんが1人になる瞬間があって、それは自分の意思でそこに立っていたし不安に思うことは何ひとつないけれど、その姿を見たこーちが「ほら!決めないと北斗が1人あっち向いちゃってる!」って。きっとこーちはそんな深い意味なんてなく言ったのだろうけど、そうやってひとりでそっぽを向いてしまっても必ず気づいてくれる人がいて、無視せずに仲間に入れてあげようという姿勢が必ずある。

ただ毎日一緒にいればいいわけじゃない、そんな気持ちで円満な関係のまま10年以上同じ人間と過ごすことなんてできるわけじゃない。当たり前に感じている6という数字の裏側には、そういう小さな思いやりの積み重ねで今があるのだろうと思った。

 

あの時、北斗くんを見捨てないでくれてありがとう。本当にありがとう。

 

6人だよなあと話してくれるたび、思いを馳せてしまう、私は知らない過去。どこかでボタンを掛け違えていたら私が今出会う未来はなかったのかもしれないと思うから、いつも感謝してしまう。

 

 

北斗くんがメンバーと気まずくなっていた時、唯一話せたという田中樹さん。メンバー内で唯一の同い年であり、誕生日が3日違いという唯一の双子でもある田中樹さん。そう、2人はほくじゅり。

青と白のペンライトに囲まれて、セットに腰掛けながらスーパーボーイを歌う2人の背中が、まるで星空を眺める姿のように見えて静かに涙が出ました。

 

 

アイドルに絶対を押し付けることは罪のような行為だと、最近は思う。

たとえどんなに信じたくなる理由が増えても、6人であることを強制することはできないし、引き止める権利もない。彼らがしきりに口にしてくれる「やっぱ6人だよな」が、知らぬ間に縛り付けている呪いになっていないかと不安になる時がある。

 

結局は、同じ夢を見ているこの時間がどうか1秒でも長く続きますようにと、祈ることしかできなくて。

最近は辞めてしまうことや命ごと消えてしまうことがとても多いし、永遠なんてないのだと実感する出来事をこの1年間で何度も体験して、アイドルが変わらぬ形のまま続く尊さを知っているから。そして限られた時間の中でアイドルが描く夢についても、何度も考えさせられたから。

 

5年後も、10年後も、ずっと一緒にいてね。

f:id:vvave:20240219001336j:image

 

何気なく、でも当たり前のように話してくれる「やっぱ6人だよな」の言葉を、重く受け止めながらMCを聞いていたオタクの話でした。