ひとりごとの記録

主に音楽、アイドル、菊池風磨くんのオタクのひとりごと。

きみを宗教としているひとが羨ましい

最近自分の中でテーマになっていることをタイトルにしました。

 

菊池風磨くんお誕生日おめでとうございます。

 

誕生日ブログを書こう!と意気込んではみたものの、常日頃からあっちこっちに感想なり考えたことをメモしていて、逆に改まって何を書こうかとなったりしています。普段から書き残すことは非常にいいことなんですけどね、一箇所にまとめていないっていうのと、こういう特別な日に何を書けばいいのかわからなくなって、同じことを書いたりただまとめただけになってしまうというか、なんというか。

 

早く本題に入りなさいという話です。

 

 

まずはじめに、まさかこんなに好きになるとは思わなかった、なんて言ったらきみは怒るでしょうか。もう誰のことも好きになりたくないとか、自分の中の一番になってほしいとか、重すぎる祈りを込めて好きになったのはこの私の方だというのに。

 

野暮な質問をします。27歳は風磨くんにとってどんな一年でしたか。楽しかったですか。充実していましたか。夢を見れましたか。

追いかけるこちらも必死になるくらいだったので、それはそれは忙しい日々だったのでしょう。夏くらいからか、今までたまにしかしてこなかった4年前の話をよく聞くようになりました。雑誌とか硬派な媒体ではたまに話していたのは知ってるけれど、テレビやYouTubeみたいなライトなところでも話すようになった時、風磨くんの中でもう吹っ切れたのかもなあと思いました。やっと、今が4年前を超えてくれたのかもしれないと。

私はと言いますと、自分の中で抱えきれないくらいの好きに溺れそうになるたびに、同時にいつかくるであろうさよならする日をやけに考えた夏でした。なぜか大好きだと舞い上がれば舞い上がるほど、絶対も永遠もないんだと、こんなふうにずっと大好きでいられるわけでもないんだと、変にネガティブな思考を引き出していました。何度周りの人に「今からそんなこと考えなくていいんだよ」と言わせたのかわかりません。なんか、風磨くんへの好きが積もるたびに、こんなに大好きなのにいつか風磨くんが私にとって元担になってしまうのが怖くて、風磨くんが思い出になってしまう日がくるのが怖くて、変にきみに臆病になったりしました。

 

一生とは言いません。どうかあと少しだけでも、10年、20年…30年、そうしたらまた、きっとこうしてちょっと泣きたくなったりするのかもしれないね

風磨くんの考え方が好きです。パブリックイメージだけでは知ることのできない、アイドルとしての考え方が好きです。永遠を信じていないくせに、誰よりも永遠を願っているその不器用ないじらしさが好きです。風磨くんの一番好きなところ。

 

「こんなこと考えたくないけど、もしお別れする時が来たとしても好きでよかったと思ってもらえるグループでありたい」

永遠を信じていないきみが、こんなふうに言葉を紡いだ8月。“絶対も永遠もないけれどいつかくるさよならまでは、永遠を信じて夢を見ていようね”って言われた気がして。アイドルという名の虚像であるきみを通して夢を見ることは、そういうことなんだと、気づかせてくれた瞬間でした。

 

 

風磨くんをアイドルとして好きになれて良かったと思います。だけど同時に、風磨くんに影響されて生きてみたかったとも思います。風磨くんの考え方や感性、風磨くんの言葉だけで10代を過ごしていたら、一体どんな自分になっていたのだろうかとふと考える時があります。

きっと私は風磨くんに対して“貴方の命こそ私の命”と言わんばかりに自己を投影することもできないし、風磨くんが発する言葉を自分の中に取り込んで影響されることもない。いつまでもきみはきみであり、私は私であり、私にとって風磨くんは他人でしかいられないことに、かなしくなる時がある。

風磨くんだけで生きてみたかったと思います。もっと早くに出会っていればなんて傲慢なことまでは思わないくせに、きみの思考が私のすべて、になってみたかったとたまに考えます。きみを宗教として生きている人が少し羨ましいのです。自分のせいで叶わぬわがままを抱くことを、どうかお許しください。

 

私は風磨くんの10代も大学生の頃も知らないので、変わった部分とか変わってない部分とか当たり前だけどわからなくて、悔やんでもしょうがないことなのに時折やるせない気持ちになります。笑ってやってください。好きにならなかったのも好きになったのも私の勝手なのに、きみの人生を消費してたべているのはこちらなのに、ね。

けれど、27歳、きみを通して見た夢はキラキラしていて、儚くて、宝物のようでした。27歳の風磨くんを追いかけて一緒に駆け抜けた一年間を、私は人生のハイライトとして大切にしまっておくのだと思います。

 

今日からはじまる28歳も、どうかそんな日々でありますように。28歳の風磨くんを通して新たなる夢を見れますように。

 

 

大好きな風磨くんへ。

28歳のお誕生日おめでとう。

“次はどんな夢を見ようか?”