ひとりごとの記録

主に音楽、アイドル、菊池風磨くんのオタクのひとりごと。

プレイリストと共に2022を振り返る

去年のはこちら。

vvave.hatenablog.com

今年もぽちぽち書いていこうかと思います。

 

今年プレイリストにランクインしたのは7曲。去年の4曲に比べたら増えたと思います…。去年とか今年が少ないんじゃなくて、2020年がずば抜けて多かったんだな〜と思う。

 

①フィギュア-SixTONES

youtu.be

もうこの曲ずっと聴いてた。1月にCITYが発売されてから1年通して聴いてた気がする。

 

『裏切らないものを僕らずっと探している』って歌い出しを聴いた時から、これは自分にとって大切な曲になるって確信した。裏切るっていう言葉にするとちょっと残酷だけど、ずっと好きでいると思ってたドロスがそうじゃなくなったあの日から、どうしても新しいものを好きになる時必ず「この気持ちが嘘ではありませんように」「この人たちのことをずっと好きでいれますように」って思う癖があったので。だからSixTONESに対してもそんな願いを込めて好きになっていった部分があった。そしたら、この歌詞よ。多くを語らずともこの一言だけで心の内側に入り込まれたような感覚。この時の私がずっと思っていたことを言葉にされて、願った対象にそんなことを歌われてしまうなんて。思わず泣きそうになった。

私情抜きにしても、この歌詞は今の世の中全ての万物に言えることなんじゃないかなあって思う。SNSが中心となったことで生活のスピードが速くなっているから、無意識のうちに損得を考えて生活していて。それを突き詰めていくと、裏切らないものを僕らずっと探しているに繋がっていく気がする。もう一方、希薄になっていく人間関係に対しても、裏切らないものを僕らずっと探している=見せかけや取り繕ったものではない友達を探している、という意味で聴ける歌詞だなあと思う。

そんな上手くいくもんじゃない でも人生ゲームやめられない

手のひら返しなんていらないし 今更どの面下げて歩いてるの

これさ〜…。これからの事についてめちゃくちゃ考えててめちゃくちゃ病んでる時にまんまのこと言い当てられて救われたよね…。ちょっと強気な自分と弱気な自分が入り混じってるの、リアル。このあとのサビのあなたまだ十分子供でいいんだよ』ジェシーに歌われた時またまた泣きそうになった。ジェシー別に親じゃないのに。

ショーウィンドウに並ぶ僕ら 代替え不可であれよフィギュア

アイドルがこの歌詞を歌う重さたるや。"誰かのために在る"ことが宿命のような彼らが歌うと、自戒にも聴こえてくる。ショーウィンドウに並ぶ僕らってなんか消費されていくことを自覚しているようで辛い。

年始早々1月のメモにこう残していました…。結局いろんな角度からこの曲を解釈したとしても、ここに帰結するんだよなあ。同じ曲でもその時の心情によって当てはめた歌詞が違くて、この一曲で何役も担ってくれたような曲でした。ハイ次!

 

②陽炎-SEKAI NO OWARI

陽炎

陽炎

  • provided courtesy of iTunes

こんな爽やかに「私たちもうさよならだね」って言う失恋ソングあります?というかこれをもはや失恋ソングと位置付けていいのかわからない。好きとか好きじゃなくなったとか、そういうスケールの愛ではない気がして。

ずっと好きでいると思っていた頃もあったけど、大人になるにつれてそうじゃないこともあるってわかってきて、あなたも私も変わっていくものだよね、そういうものだよね、って言われているようで。

[Alexandros]に対して何かを思い出しても、変わらず特別でも、まだ好きな気持ちがあっても、でももう違うんだよなあってぼんやり考えた時、ふと浮かんだ歌詞がこの曲の『でもさよならだね』だった。

ああ、さよならだと分かっていたのに 今になってどうして苦しくなるの

ああ、今さら思い出してるのは

あの日の夜 蜻蛉の定めのように出会って 消えそうな命ごと貴方が抱いてくれたこと

一瞬が永遠になるような特別ってみんな誰でも持ってると思っていて。私がドロスを好きだった時間に抱く気持ちはまさにそういう時間だった。絶対を作りすぎたんだ、大切な瞬間をドロスにはめ込みすぎたんだと今さら思った時、そういう愛おしくて捨てられない過去の数々を、思わずこの歌詞に当てはめてしまった。

重たいこともわかってるし『消えそうな命ごと』なんていうのは大袈裟かもしれないけど、これを聴いていた3月は、なんでもかんでもドロスに当てはめたり思いに耽る最後の時間だった気がして。今だけを見て楽しいって思えるようになって、今が見えなくなるくらい過去に引っ張られなくなったのが、ちょうど4月頃。このあともウジウジ考えてはいるんだけど、今にフォーカスが当たって実体を持って動き始めたのは、この時。だからお別れソングみたいな。本当、出会うべきタイミングで出会うものだよねえ。

変わらないことだけが愛ではない。さよならが寂しい言葉に聞こえない、不思議なラブソング。

 

③27-SUPER BEAVER

27

27

  • provided courtesy of iTunes

許せることが増えた 譲れはしないけど

少しづつ受け入れていく 少しづつ受け止めていく

この2行に尽きますね!ずっと抱き続けてきた親に対するコンプレックスとか、許してたまるかと思っていたことに自分の気持ちの折り合いが付けられて、そこで改めて聴いて刺さった歌詞。曲自体は2019年あたりから聴いていたけど、本当の意味で歌詞が染みたのは今年。解決するんじゃなくて、許すかどうかなのかもなあって。ね、まだ完璧にはわからないけどね。

 

④夜天−女王蜂

夜天

夜天

  • 女王蜂
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

これいつリリースの曲なんだろう…。北斗くんが出てるからという理由でドラマの10の秘密を見てて、そのオープニング曲が女王蜂のBLというだったのをきっかけに、女王蜂をいろいろ聴いている中で出会った曲。

あぁいつか あの頃には戻れないことを思い知るの

それでも喜びはいつも見出すものと忘れないでいたい

4月頃に聴いていたんだけど、まだやっぱりこの時もドロスに後ろ髪を引かれてる。ここで思い浮かべた『あの頃』っていうのはドロスをちゃんと好きだった頃で、ためらいもなく楽しかった頃で。いや本当、これ書いてるの1年後の4月なんですけど、自分でも引きずりすぎだろうと思う。どんだけ引きずってるん。だけどその中でも小さな成長を見つけるなら、もう戻れないことを受け入れられるようになった。引きずってはいるけど変に執着することもなく、思い出は思い出として考えられるようになった。

女王蜂という名前だけは昔から知っていたけど、聴かず嫌いをしていてちゃんと聴いたのは今年が初めてでした。これこそ巡り合わせという名のご縁だなあと思う。ということで、次。

 

Oblivion -[Alexandros] 

Oblivion(feat. LITHIUM HOMME)

Oblivion(feat. LITHIUM HOMME)

  • [Alexandros]
  • ロック
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

⑥kids-[Alexandros]

Kids

Kids

  • [Alexandros]
  • ロック
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

2曲とも同じタイミング、同じ理由でランクインしてきたので同時に書きます。

そもそもこの曲たちは、進路で悩んでいた時に聴いて初めて救われた2015年の印象が強いというか。それからずっと、2015年とか関係なく自分の中で大切な曲の一つとして位置づけられていて。だから今回もこのランクインに関わらず、これからもずっと救われ続けるんじゃないかなあとは思うんですけど。

それでも改めて入ったのには理由があって。

vvave.hatenablog.com

全てはここに書いてあるんですけど、要するに同じ曲でも聴くタイミングによって刺さる歌詞も違えば意味の取り方も変わってくるわけで。そこで今の自分として改めて救われたというか、改めて出会い直したというか。

なんかでも、そういう個人的な思い入れを抜きにしてもkidsの

怖がる必要はない 君は君以外の誰でもない 信じてその光を掴めばいい

過ちも犯すけど、俺たちは生きるために存在するんだ

君がどうか目立つように 君がどうか輝くように

君の悲しみの下に隠れる光が放たれることを願う

俺たちは輝くために 俺たちは高く飛ぶために

俺たちは自分の能力や可能性を信じて あるがままに生きるべきなんだ

っていう和訳はたくさんの人に知ってほしいなあって思う。この和訳に支えられた2015年といっても過言じゃない。

 

⑦空と青-[Alexandros]

空と青

空と青

  • [Alexandros]
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

これ、元は2021年の1月クールドラマに洋平さんが出た時、主題歌かなんかで家入レオちゃんに提供した曲で、洋平さんがドラマに出ることがあんまり受け入れられなかった私はこの曲も避けてたりしたんですけど。

アルバムに収録されたということで流れで聴いていたら、目を逸らしたくなるくらい、2022年の自分の気持ちがありありと書かれていて。

本当のこと言うよ 君と生きてたいよ

時の流れが攫うとしても

ここ……………今読んでも泣きそうになる。説明とかいらないくらい、ここ2年近く私がドロスに対してずっと抱いてきた気持ちがこの2行に詰まってる。本当はずっと好きでいたかったし、ずっと夢を見ていたかった。好きが消え始めた2020年のあの日からずっと、彼らへの好きがどんなに手のひらからすり抜けそうになっても、絶対に手放してたまるかって思っていたんだよ。

この歌詞を知ったのは全てが散って再スタートを切っていた8月だったから、私にとっては懺悔でしかなかったというか。うじうじ引きずる私へ最後のとどめだったというか。『君と生きてたいよ』って言ってるけど、私の中では『君と生きていたかったよ』に変換されていて。そういう意味でも、ちゃんと今を楽しいと思えている自分もいるし、もう過去に戻って変えることもできない1年前や2年前に対する懺悔の言葉だった。

君が笑うと嬉しいから どこまでもふたり歩けそうで

君が泣いたら 空も泣くよ 星が隠れた夜はそばにいて

 

君が生まれたその日には遠くの月さえ語りかける

空に浮かんだ青い舟はゆらゆらあなたを運ぶだろう

 

やがて時は過ぎてく 思い出の水たまり

うまく飛び越えられずに闇に散る

繰り返す白いさよなら 心小さく震え 愛を忘れていたけれど

ちゃんと好きだった頃を思い出したりした。この曲ばっかりはね、申し訳ないけど洋平さんしか当てはめられないなって思う。これを聴いたら本当にちゃんとさよならができる気がして、終わりにできる気がして、12月にあった代々木のワンマンに行きました。

 

 

以上、7曲!本当は2022年の12月31日に投稿したかったんですけど、年末はせくしたちでそれどころではなかったので…。

このまま下書きに眠り続けるのかな〜😅なんて思ったんですけど、どうにか勢いで書きました。今4月です。一応時系列でランクインさせてて、その時の心境も思い出しながら書くんですけど、時間が経ち過ぎてもはや思い出せないしまるで別人の記憶のようでした。

特に[Alexandros]。てか全曲”[Alexandros]に対する個人的な未練”で2022年のプレイリストが構成されてる。全ての軸がそこにある。やばいって。重いって。マジなこと言うとここ3年近く、音楽を聴く上での気持ちの軸みたいなものはずっと”[Alexandros]に対する個人的な未練”が主でしたそれがやっと解かれていったのが2022年で、

 

私がずっと、ドロスにしか抱くことのできなかった気持ちを初めて他のものに抱けるかもしれないと思ったのが、多分SixTONES。他のものに抱きたいのに移ろぐことを許さなかった沢山の気持ち達が、ストなら本物かもしれないって思えた冬、行き場を失っていた気持ちが一気に昇華した、そんな感じだったな
ストが本物だとかセクゾとストどっちがとか、そういう優劣をつけたいわけじゃなくて。そもそも好きなものを見失っていた時に大きな軸を作ってくれたのがせくしーで、それでも残っていた呪縛のような未練を解くように、グッと次へ押し進めてくれたのがストだったのかも、その感覚が1番近いかもなあって
全ての気持ちがちゃんとアイドルに移った3月頃から、今だけを見てちゃんと楽しいって思えるようになった。それにはセクゾもストも両方必要不可欠で、相乗効果によって前へ前へと時を動かしてくれた。
 
Twitterからの引用なんですけどここにもあるように、未練や呪縛を解いて今が楽しいと思わせてくれた大きなきっかけは、SexyZoneとSixTONESにあった2022年だと思います。