タイトルが浮かばなすぎてトンチキなものになってしまいました。
嵐のマスカレードという曲をご存知でしょうか。
70年代・80年代を彷彿とさせる歌謡曲に忠実に作られた曲なので、刺さる人はめっちゃ刺さると思います。
聴いていると話が浮かぶような歌詞が好きで元からお気に入りだったんですが、改めてじっくり聴くと誰かに伝えたくなるレベルでやっぱり良い歌詞なんですよね。良い歌詞っていうのは、なんていうか言葉選びが素敵だとかそういうベクトルの「良い歌詞」です。
曲名がマスカレードという時点でもう十分伝わってくるんだけど、「風のセレナーデ」「夜がかけた魔法」「ガラスの靴」「仮面」「瑠璃色」「マーメイド」とか一つ一つの単語がめちゃロマンチック。
このロマンチックさはきっとテーマが歌謡曲というところにポイントがあって、そもそも歌謡曲自体にロマンに満ちたドラマチックな曲が多いから、使われる言葉も必然的にそういう類のものになる、という方程式。
「どこに行くつもり?」
隣で不機嫌なセリフ
アクセル踏み込んで 聞こえないフリした
とか
そんな瞳(め)で見ないで
また恋に落ちそうさ
とか
仮面に秘めた心を見せてくれ
とか
基本男性が女性を追ってる歌詞。夜に好きな女性をさらってドライブに行く彼(だと私は解釈しているんだが)がいい。
「朝が来るまで誰にもバレやしない」って言ってるから秘密の関係なのかな……。どこまでも想像を広げることが出来る歌詞だから読んでて楽しい。
でも男性も結構強引で。それがこの曲、というか(多分)歌謡曲の良いところ!歌謡曲は別に詳しくないので本当のところはよくわかりません。私の勝手なイメージです。
自分勝手な夜だってあるのさ
ごめんね
聞き分けのいいヤツにはなれやしない
今日だけはガラスの靴履いて踊ろう
君は少女のままで
一応謝ってるけど全然反省してない。むしろ開き直ってます。追いかけるのも男性だけど、エスコートするのも男性。結局好きな女性相手には敵わない。そしてその強引さに期待をしてしまうのも女性。
この曲の素敵なところは、今載せた歌詞のように時折強引さは見られるんだけど、決してその強引さが乱暴ではないところ。それが歌謡曲が持つロマンチックでドラマチックな部分でもあるんだと思う。しっかりエスコートしてるでしょ。「ガラスの靴履いて踊ろう」なんてその真骨頂。ガラスの靴=シンデレラ。シンデレラ=お姫様。クサすぎるけど言われてみたいよね。
あと個人的に一番好きな歌詞は
口づけは夜がかけた魔法さ
キスを夜の魔法のせいにするんだって。完全に歌詞だから成立する言葉ではあるんだけど、単純に綺麗な歌詞だなあと思う。ラスサビに入る前のサビまで一気に駆け上がる時にある、いわば決めゼリフみたいな歌詞なんだけど、だからこそ尚更いい。
ちなみにこの部分の歌割りは
「口づけは夜が / かけた / 魔法さ」
の3つに分かれてるんだけど、
最後の「♪魔法さ〜〜〜〜〜ッ」ってサビ前でロングトーン担当してるのが二宮くんなのが、非常に高ポイント。全体的にハミングが多くて個人パートが少なめの曲なんだけど、今の部分の他にもCメロの「かりそめの一夜でもShall we dance?」も二宮くんの個人パート。素敵な歌詞を歌ってくれています。二宮くん良いところ担ってくれてまじでありがとう。オタクより という気持ち。
結局オタクは推しが歌ってるパートを好きになる性なんですよね〜。自分が好きな歌詞に振り分けられてたらなお良し。勝ち。
私の個人的な分析だと、二宮くんは大野くんが1番でフェイク担当してるところを2番で担当する割合が多くて、(この場合歌番組だと1番のみになるのでテレビにお目にかかることは少ない)1番で大野くんが歌ってると2番で二宮くんに期待を寄せる癖があります。割とフェイク多めで嬉しい。どうでもいいね。
あとメイン歌ってなくてもずっと上でハモってたりするのでハモりの時はめっちゃ集中して上のハモリ聴く癖もついた。これもどうでもいいね。
おーわり。あ、このマスカレードはドライブで聴くことをおすすめします。