ひとりごとの記録

主に音楽、アイドル、菊池風磨くんのオタクのひとりごと。

プレイリストと共に2020年を振り返る

なんとも年末らしいタイトルです。

 

私のプレイリストには"2020"というものがありまして。

それは2020年に聴いた曲でもなく、自分が救われた曲を集めてる自分のためのプレイリストで。

でも正直、どんなものよりも一番わかりやすく自分の一年を振り返ることができるものでもあります。

 

簡単に言えば「2020年を象徴する曲」。

 

私は音楽を聴くときに、どちらかと言うと音よりも歌詞に注目して聴くことが多いです。だから自分にとって特別な曲だったり思い入れのある曲というのは、必然的に歌詞が気に入ってそういう曲になります。

もちろんそれは今回のプレイリストたちの曲も例外ではなくて。

 

救われた曲って言うくらいだから、誰かにおすすめしたいくらい歌詞が素敵な曲たちばかりが選ばれています。あくまで私基準ですが。

 

だったらおすすめしちゃえ!となって、ハッと思いつきで書き始めました。

 

全部で12曲。

時々私情も挟みまくる紹介になるとは思いますが、出来るだけ簡潔に済ませるので。よろしければ是非。そしてどうかお気に入りの曲が見つかれば嬉しいなと思います。

 

 

 

①Daylight - 嵐

今年の1月頃にめちゃくちゃ聴いてました。なので2020年入って割とすぐです。まだ1年生で、コロナ禍になる前なので普通に学校も行ってた時期。実習後、駅から家までの帰り道によく聴いていたのを思い出します。寒くて空気が澄んだ夜だったこと。

シンプルにサビの「消えそうな勇気を今持ってる君へ」っていう歌詞が刺さる。この歌詞が好きでよく聴いてました。

あとは後半のラップ詞。

灯りの見えぬ道路 微か光る非常灯

希望と信じ進む航路

方向示し続ける僕のノート

わからないけど、こういう風に未来に対して書く櫻井くんのラップはものすごく力強い闘志を持っているなあと感じる。言葉選びがそう感じさせる。

 

 

②SHINE-Fear, and Loathing in Las Vegas

いやバンド名長い。長すぎるって。バンドがバンドなだけあるので、正直聴く人を選んでしまう曲です。だからそれに引っ張られて聴かず嫌い、みたいな偏見を抱いちゃう人たち。私もそうだった。

でもとにかく歌詞がいいです。本当に。まじで。

ずっと雰囲気だけで聴いてきた曲だったんだけど、改めて訳詞を読んでみた2月、歌詞が良すぎてボロ泣きしました。

「君は君自身だ、何があってもそれは変わらないよ」っていうことを教えてくれる曲。ブレそうになった時に聴くとめちゃくちゃ勇気付けられます。最後の歌詞が「その光が君の遙か先まで光り輝きますように」っていうのが本当にいい。そういう意味のSHINEという曲名なのね…ってなる。

もうこれはバンドのイメージとかそういうの一旦置いて、とりあえず聴いてほしい。

 

 

③The Sun Also Rises-Fear, and Loathing in Las Vegas

いやまじで曲名もバンド名も長いな。これも②と同じように、訳詞を読んだらめちゃくちゃ泣いた曲です。こっちの方が聴きやすいのかも。

とにかく歌詞がいい。(2回目)

どこがいい、とか抜粋できないレベルで良い。全部読んでくれってなる。

決断するってことは難しいことなのかもしれない

でも君は自分の理想ってやつを持ってるんだろ?

それをしっかり掴み取れ

君が今勇気を出して作ったその道は

きっと価値のあるものになるぜ

さあ勇気を持って選ぼうぜ

その道は険しいものかもしれないが

君自身が選んだその道を進むには勇気が必要さ

大丈夫 きっと以前の君から変われるさ

色々調べてみたら、どうやら彼らは歌詞カードに訳詞を載せることはないらしく、公式の和訳がないそうです。なので今回ここに載せた和訳はファンの人が訳してくれたものを持ってきているんだけど、機会的な訳ではなくここまで自然に訳してくれたことに感謝。

本当にいい歌詞でしょう。自分の夢を叶えるためには時には痛みも必要だと、ちゃんと歌っている曲。同時に、進み続けて荒波を超えてきた人にしか書けない歌詞だなって思う。

 

 

④どこにでもある唄。- 二宮和也

おーっとここにも二宮くん登場です。最近二宮くんネタしか書いてないのにここにも登場して、申し訳ありませんという気持ち。

ちなみにこれはアルバムBeautiful Worldに収録されてる二宮くんのソロ曲です。

大袈裟でもなんでもなく、この曲がなかったらもしかしたら死んでいたかもしれないっていうレベルで救われた曲。私の中で二宮くんが絶対的存在になってしまった決定的な曲。ソロ曲の中で一番好きな曲です。

僕らはそんな弱くはない でも強くもないから

大好きな一文。「そんな弱くないよ」っていう言葉はセリフとかでよく聞くけど、その後に「でも強くもない」っていう言葉が続くのはあんま聞かないなと思って。

その後に「泣いていいんだ 明日がある人にしかできないことだから」って歌詞があるんだけど、まるで死んだら終わりだよ 泣くことだって生きてる人にしか出来ないことなんだよって言われてるようでね。明日があることが何よりも素晴らしいことなんだと思ってる、そんな二宮くんらしさが伝わる歌詞。

 

 

⑤Wait&See〜リスク〜 - 宇多田ヒカル

きました宇多田ヒカル!ランクインです。宇多田ヒカルに関してはまた別の回で詳しく書くけど、私が感じる"宇多田ヒカルが曲中で描く女性像"の中で、この曲は最も強いと感じる女性像です。

簡単に言えば強い女!って感じ。この曲の女の人みたいにブレない強さが欲しい〜ってなる。もちろん不安定さもあるけど、その中に揺るがない軸がある感じ。

どこか遠くへ逃げたら楽になるのかな

そんな訳ないよね

どこにいたって私は私なんだから

曲の中でいっっちばん好きな部分。ここを聴くたびに心が震える。逃げたって何も変わらないということを自分が一番わかってるんだって。そしてその「逃げたって何も変わらない」ということを、この曲の女の人は「そんな訳ないよね」ってわかっているということがまた尊敬。

 

⑥DiSTANCE - BiSH

なんでかこの曲は聴くと胸が引き裂かれそうになります。一緒にいたいのにいれないとか、好きだけどそのままではいけないとか、そういう行動と心が乖離した想いっていうのがこの曲に全て詰まっている気がして。

僕が誘う未来は確かなものではないし

すぐ壊れる

でも僕は君と一緒がいいな

切ない。「でも僕は君と一緒がいいな」っていう歌詞が切ない。「それでも僕は」っていう、覚悟を決めた上でわがままを言うような感じ。

ちょっと個人的な話になるけど、この曲は「君」にドロスを当てはめて聴いていたからものすごい思い入れがあります。

3月くらい、ドロスがアー写もインタビューもついに3人で動き出した頃。私の気持ちはどんどん離れていくけれど、でも嫌いにはなりたくなくて。「だから私のこれから先の趣味にあなた達はいないかもしれないけど、でも今の私は一緒がいいと願ってる」っていう気持ちを、全て代弁してくれた曲。

 

PIKA★★NCHI DOUBLE - 嵐

有名かもしれないけど、とんでもない名曲だと思ってます。なんてったって歌詞のどこを切り取っても綺麗。

自分を探して 孤独に怯えて

共に過ごした 最高の退屈な日々

限られた愛と時間を両手に抱きしめる

せめて今日だけは消えないで

こういう歌詞からもわかるように、曲の主人公も人も青春と呼ばれる学生の時期が退屈であるということをちゃんと知っていて。でも、その意味のない退屈な日々が かけがえのない時間に変わるということを、人は終わりが見えてきた頃にやっと気づく。

その時の止めることの出来ない時間に対する歯痒さたるや。

そんなふうに、時の流れに逆らえず大人になっていく瞬間をものすごく綺麗に描いてる曲。

周りを気にして 見た目も気にして

何が本当か 分からず歩いてるんだ

ひび割れたプライドを

大事にしまい込んで 大袈裟に話していた

心の隙間埋めていた

心がぐらつく感じとか、うまくいかない感じとか、でもそういうのを見せたがらないところとか、そういうものがこの曲の歌詞からはひしひしと伝わってくる。特に今書いた二つの歌詞。

 

これを10代の嵐が歌ってるっていうのがまた良いよね。若嵐の曲にはこんなふうに甘酸っぱくてむず痒くなるような曲がたくさんあっておすすめ。大人になってから似合う曲があるように、若い頃にしか歌えない曲だなあと思う。

 

 

⑧Aurora - BUMP OF CHICKEN

今年この曲に何度救われたかわかりません。聴くたびに泣いて、でも無理矢理でも前を向かせてくれた曲でした。7月くらいに改めて聴いたら、その時の気持ちと歌詞があまりにも噛み合ってまるで自分のための歌詞のように聴こえて、運命かと思いました。

それくらい救われた曲です。

考えすぎじゃないよ

そういう闇の中にいて

勇気の眼差しで次の足場を探しているだけ

一番好きな部分。

たまに周りからも「考えすぎだよ」って言われるくらい、自分のことを考えすぎる人間だと自分でも思う時があって。

そんな時にこの歌詞と出会って、初めて考えすぎる人に対して「考えすぎじゃない、そういう時なんだよ」って言われた気がして、一気に心が軽くなった。こんな励まし方があるんだって思った。

 

心の一番奥の方

涙は炎 向き合う時がきた

2番目に好きな部分。

弱いところを隠さなくていい、無理して強くなる必要もない、終始そうやって言ってくれてるんだけど、立ち向かわなきゃいけない時が来たら「そうやって悩んできた貴方ならできるよ」って静かに背中を押してくれる感じ。

"心の一番奥"って言ってることから、やっぱり涙は恥ずかしくて人にあまり見られたくないっていうことをわかってくれていて。でも、「時には見えない所で泣きながらも そういう涙は確実に貴方の力になっている」。"涙は炎"には、そんな意味が込められているように聴こえる。

 

こんな素敵な歌詞があるかっていうくらい、私は今までに出会ったことがない曲でした。いつか大人になって聴いたら、今度はそんなふうに救われた今年を思い出して泣くんだろうな。私の周りにいる友達全員に聞いてほしいくらいおすすめ。 

 

 

⑨宝石になった日 - BUMP OF CHICKEN

これは………完全に私のオタク事情が詰まった曲なので、とにかく限界オタクっぷりを伝える羽目になると思います。先に謝っておきます。ごめんなさい。

 

この曲がプレイリストにランクインしたのは8月頃。私のドロスに対する気持ちが変わってすぐ。もう今までと同じような「好き」ではなくなってから。

好きという気持ちは変わっても、特別であることに変わりはなくて、ドロスを好きでいた時間を「宝物」と呼ぶようになった頃でした。

あの温もりが 何度も聴いた声が

君がいたことが 宝石になった日

忘れないから 笑っていける

涙超えても ずっと君といる

説明……いるかな………なんて思っちゃった。

私はとにかくこの曲中に出てくる「君」という言葉を、全てドロスに当てはめて聴いてしまったんです。そしたらもう泣ける泣ける。まさに私のことだ………なんてここでも都合のいいオタクを発揮してしまう。

 

私の人生に君がいたことが宝石になった日。

ドロスがいたことが、宝石になった日。

 

どんだけ素敵な歌詞なんだって。形のない宝物がまさか自分の中に現れて、こんなにも大切になるなんて思いもしなかったなあと思う。自分にとって特別な人を当てはめて聴くと泣けるよ。

 

 

⑩春愁 -Mrs. GREEN APPLE

歌詞動画を作るのにハマってた時、この曲を使った動画を見つけたのが出会いでした。聴く人を思わず惹きつけるような歌い出しの歌詞とメロディ。

でも私は1番のBメロの歌詞がすごくお気に入りです。

「憧れ」「理想」とたまに喧嘩をした

どうしても仲良くなれなかった

青さのカケラが行き交うが

やっぱり摘み取ることはできなかった

この曲の歌詞の何が良いかってね、「叶わなかった」結果を歌っていること。私はそんなふうに思います。頑張ったことが必ず報われたり、目指していたことが必ず叶うわけじゃない、「上手くいかなかった」方の人に対して歌っている気がする。

励ましとか応援の曲を聴いてて、綺麗事言ってんじゃないよって言いたくなるような時って誰にでもあって、そういう時に寄り添ってくれるような曲。

 

 

⑪Let Me Know - Perfume

 PerfumeのMVを見漁っていた時にたまたま出会った曲。可愛いな〜なんて流し見程度に見てたものが この曲を見始めた瞬間、動きが止まってグッと引き込まれたことを覚えています。

先に書いてしまうと、この歌詞に登場する「キミ」がきっと今の自分で「僕」が過去の自分。過去の自分が今の自分に向けて歌っているような曲。

小さな宝物持っていたのに

どうして忘れちゃうの? もう触ってない

この歌い出しにある、「僕」が問いかけるような歌詞が、見えないふりをして過ごしてきた「キミ」の心をかなり抉る。

キミを取り巻いた空気は

いつしか甘い毒の塊 吸っちゃダメだ

大人になるにつれて逃げ方とか交わし方というものを身につけるようになって、諦めることを覚えた「キミ」に対して「僕」がそうやって言う。純粋な気持ちを持った過去の自分だからこそ言えること。

キミがこの先もずっとキミなら

僕はいつまでも待つよ

変わってしまった自分を過去の自分が知っていても、同時に「変わらない自分」が自分自身の中にいることも、この「僕」は知っていて。

周りに流されて自分を見失いながら進むくらいなら、いつまでも待つと。それは「キミ」が「キミ自身」で進もうとする時が来ることを信じてるから。

 

歌詞自体がそこまで多くなくて、その中でも日本語の部分ってAメロBメロくらいしかないんだけど、そのわずかな部分さえも本当に良い。

小難しいことを言ってるわけでもなく、難しい言葉を使った説明っぽい歌詞でもなく、説教じみた歌詞でもない。ポップで親しみやすい音に合わせて弾むように言葉が乗っかってきていると言うのに、深いことを歌ってる。それがすごい。

中田ヤスタカ天才か………?ってなる。

 

 

⑫スイング・バイ - Halo at 四畳半

生まれ持っていた錆びたコンパスが

示す方向と逆を選んだんだ

壊れてしまった

そう思い込んだ 今でも

この歌詞に完全に一目惚れしました。

特に「壊れてしまった」という言葉。まさに自分も同じことを思っていたから、出会うべくして出会った曲のようにも思えた。

かけ離れているようで

積み重ねてみれば形を成していくよ

ここからもわかるように、自分が描いていたものとは反対の方へと舵を切ったとしても、それが間違いだとは限らないと教えてくれる曲。

全てが積み重なって今があるんだと思えるし、探し続けることが答えになるんだとも歌っている曲。

探し続けた先にあった答えがどう、とかじゃなくて、探し続けてきた道が君自身を示す答えになるのだと。

 

 

 

以上、全12曲です。

いやあ長い。疲れた。思いつきで書き始めた自分を呪いたくなるような曲数。

 

このプレイリストにいる曲たちは元から知っていた曲ではなく、全て"今年"出会った中で救われた曲たちです。

だから一曲一曲に、その曲と出会った季節や気持ちというものが色濃く詰め込まれてる。そしてその時の心情と噛み合って、自分にとって特別な曲になったことでこのプレイリストにランクインしてきました。

 

もし、このタイミングで出会っていなかったら

こんなに特別になることは無かったんじゃないか

 

そんな風に思う曲がほとんどで、出会った季節にもちゃんと意味がある。全て含めて大切にしたい曲たちです。

 

 

2020年を振り返る上で、欠かせない12曲。

私と出会ってくれてありがとう。

たくさんの音楽に感謝です。