ひとりごとの記録

主に音楽、アイドル、菊池風磨くんのオタクのひとりごと。

いつだって僕たちは君を連れていくんだ

それは突然だった。

そして思っていたよりも早くその時は来た。

 

alexandros.jp

 

メンバーが1人増えました。

 

 

事情をよく知らない人のために少し補足すると、[Alexandros]は2020年1月24日に、ドラムの庄村聡泰が『局所性ジストニア』という病気のため勇退することを発表しました。そこからコロナの影響もあって、ベスト盤発売やライブの予定が延期されると同時に サトヤスの勇退も延期されたのですが、今年の3月21日に行われたライブをもって無事”[Alexandros]のドラマーとして最後の日”を迎えることができました。華々しく勇退を迎えたのです。

 

それからまだ1ヶ月も経っていない中での発表。

おそらく前々から決まっていたことだったのでしょう。

 

にしても早くないか?というのが率直な感想でした。

 

繰り返すように、サトヤスが勇退してからまだ1ヶ月も経っていません。

とんでもないスピード感である。

3月21日、勇退するサトヤスを客席から見届けたものの、心の片隅では4人でい続けて欲しかったと思ってしまっていたし、3人でこれからに向かって進んでいく姿を見たいと思ってしまっていた自分がいました。やっぱり寂しかった。

 

 

とはいえ正直こちら側としても、こうなるだろうとなんとなく予想はしていました。

病気がわかってサトヤスが休養に入った2019年5月からの2年間、穴が空いてしまった[Alexandros]のドラムを叩いてくれたのは、他でもないリアド偉武だったから。

 

リアド偉武はもともとBIGMAMAというバンドのドラムでした。(BIGMAMAのファンではない私がペラペラ書くのも失礼なので控えめにしておきますが)そのBIGMAMAを抜けたのが2019年の年末。ドロスのサポートを始めてから半年ほど経った頃でした。この時おそらく両者のファンは察したでしょう。いつか、点と点が繋がる日がくるかもしれないと。

 

だからこそ複雑でした。そして[Alexandros]とBIGMAMAは同じ事務所であり、一緒にライブをしたりツアーを回っていた仲間でもありました。その事実がさらに複雑でした。

本人たちが今どう思っているのかも、どんな言葉を交わして今に至るのかも、私たちは汲み取ることもできない。そんな、ファンからは絶対に見えないし知ることのできない、この決断に至るまでの経緯を勝手に勘ぐってしまう。わからないからこそ勝手に不安になってしまう。

 

どんな気持ちで受け入れたらいいのかわかりませんでした。

手放しに喜べるかと言ったらそうではない。でも歓迎しないわけでもない。だからといって、複雑な気持ちを露わにするのもそれはそれで違うだろう。自分の気持ちが受け入れられたとしても、メンバーだと実感を持てる日が来るのかわからなかった。気持ちの落とし所をちゃんと見つけられるのかも不安だった。

 

何よりアマチュアならともかく、”既に売れているバンドに新メンバーが入る”ことが、あまり前例のない出来事でした。バンドの解散や復活・メンバーの脱退まではあったとしても、メンバーが増えるというのはあまり聞いたことがありません。前例をあまり見ないからこそ、これが正解かもわからないと思いました。

 

 

でも逆を言えば、です。

こうも親しい真柄で好きライバルである人が、新しくメンバーとして入ってくれる状況なんてそうあることではありません。同じ事務所の仲間として、またサポートドラマーとして、人間性から音楽性まで。他のどんな人を迎え入れるよりも、彼がドロスにとって一番の理解者であったことは間違い無い。そして一つ事実として言えるのは、リアドなしで今のドロスはいないいうこと。

あれこれ思うのは個人の自由ですが、それ以前にまずリアドがサポートドラマーを引き受けてくれなかったら、ドロスはこの2年近く新曲も作れなかったしライブも出来なかった。彼が叩いてくれる、その上で初めてドロスの活動は成り立っていた。ドロスが今当たり前に活動できていることが当たり前だと思ってはいけない。これだけは絶対に揺るがないし、感謝の気持ちを忘れてはいけないと思う。

 

まあこれは完全にドロスのファンから見た意見ではあるけども。ドロスファン側の私としては、こう思うわけです。

 

 

考えてしまえばキリがないような複雑な気持ちになることもたくさんあるけれど、前述したようにその中身を私たちは知ることはできない。教えてくれた事実だけを受け取ることしかできない。

 

前例もあまりないし、わからないことばかりなら。

だったらもう、そのわからない未来まで全てまるごと信じてみようと。

 

結局最終的にはそういう答えになってしまうんだけど、わからないなら信じてみようと思ったのは綺麗事でもなんでもなくて、本当です。こうやって必ず思わせてくれるドロスがすごいよ。このバンドに関して信じられないと思ったことがない。

過去にバンド名を変えたことだってある人たちです。ついて行った先が面白いことになっているかもしれない。上から目線になってしまうけど、4人になったことが正しかったのかは、ついて行った先で考えようと。始まる前から決めつけて離れてしまうのはもったいないなぁと思いました。あとこれは私の中だけの話かもしれないけど、川上洋平が選んだ仲間であり決断だもの。それだけで絶対に大丈夫だと思えてしまったんです。

 

バンドが存在する限り、こうやって”これから”に期待することだって許されるわけだから。活動を止めてしまったら元も子もない。

 

[Alexandros]を止めないでくれて本当にありがとう。全てを受け入れて飲み込んで糧にして、強くなっていく姿を誇らしく思います。降りかかる困難さえも笑って蹴飛ばせるような力のあるドロスが好きだよ。ただのファンでしかない私の小さな不安なんて余計なお世話だったと思わせてくれるような、そんな未来があると信じています。

 

大胆な作戦で 言葉にならないマスタープランで

いつだって僕たちは君を連れていくんだ

 

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