12月25日。
世間はクリスマスです。
この日を逃したらまた来年まで書けない曲があります。なので何がなんでも書く。意地でも書く。クリスマス当日に出すから意味のある記事だと思って、前日の24日に下書きを書き始めるという気合いっぷり。
クリスマスと言ったら、みんなそれぞれ思い浮かべる曲がありますね。でも正直、特に今までこれといった曲がなかった私なんですが、ついに私にもピンポイントでクリスマスにぴったりな曲と出会いました。
二宮くんのソロ曲に"メリークリスマス"という曲があります。
可愛い曲名です。
これはクリスマスの曲だぞ!って聴き手が連想する方向性を全く迷わせない感じ。どんなにひねくれ坊やでもこんなにもド直球にクリスマス!な曲名を提示されたら聴かざる得ない。聴いてしまう。
作詞作曲も二宮くんのこの曲。タイトルに引っ張られてどストレートな歌詞かな〜と思って聴いたら、意外にもどストレートからは外れた歌詞で驚いたと同時に、嬉しく思ったことを覚えています。
やっぱり単純じゃない歌詞が好きなんですよね。
いや、歌詞の描写自体はストレートにクリスマスなんですよ。The・クリスマス。
なんだけど、そのクリスマスをどう捉えるか・どう描くかが、今まではあまり聴いたことなかったクリスマスのラブソングという感じがするというか。
クリスマスに何がしたいとか、クリスマスに恋が実るとか、クリスマスという季節に乗っかってあなたが好きとか、そういう恋人系の歌詞の曲はきっといっぱいあって、二宮くんのこのメリークリスマスも言っていることは結局そういうことになる。
でもそのあなたが好きだ!と思った時の心情の描き方が
初めて 今日初めて
こんな素敵な季節と知りました
という言葉選びであることが私はたまらなく好きなんです。
そしておすすめしたいと思った理由。
一年に一回絶対に来る12月25日のクリスマスという日。だからクリスマス自体は初めてではない。でも、そんな毎年あるクリスマスがあなたと出会うことによってこんなに幸せで素敵な季節と知ることができた。それくらい、あなたと出会えたことが嬉しい。
毎年の当たり前が、出会う人や過ごす人によってとんでもない幸せに変わるということ。
これこそまさに、"ありふれた日常にある奇跡"なんだと思う。そしてそれをこのたった3フレーズで表現したのがすごいと思ったところ。
でね、改めて今じっくり歌詞を読んでて気づいたんだけど、きっとこの曲に出てくる2人は両思いになってない。男の子の片想いで終わってる。
だから最後の歌詞が
呼吸を整えて
最後に一言 "メリークリスマス!"
で終わってるのがめっちゃ甘酸っぱくていいよね。いや、そこは好きですじゃないんかーいってなる。このままの僕らじゃ終われないって言ってるのに!追いかけたところで好きとは言えないところ!
二宮くんのソロ曲といえば言わずもがな "虹" がぶっちぎりで有名ですが、実はこんな可愛らしい曲もあるんですよ。作詞作曲も自分でやってるというところが、バンドが好きな私にとって爆イケポイントなんですけど。
ちなみにこの曲をライブで歌ってる時は、赤いギターに可愛らしいふわふわの緑色の衣装っていう、クリスマス感満載!アイドル全開!なのがまたいいところです。