ひとりごとの記録

主に音楽、アイドル、菊池風磨くんのオタクのひとりごと。

寂しさを描く

本編ラストの曲にSad Worldがきた意味だけは、全ての意図を汲み取れなくても自分なりにちゃんと考えたいと、初めて入った名古屋の時から思ってた。

 

風磨くんが挨拶でよく話す「明日から普通の毎日が戻るけど、今日みたいな日があればまた頑張れる気がする」と繋がると思ってて。向き合わなきゃいけない日常や現実がSad Worldを通して伝えられるけど、それが少しでも光の差すものでありますように、どんなに暗闇でもどうか夜が明けますように、という願いが込められている気がする。それを一言で表すなら明けない夜はないと表現するけど、そんなたった一言で表すのはなんだか安っぽいし、一言で表せるほど生きていくことは簡単じゃないっていうのを私たちも、SexyZoneもきっとよく知ってる。だからそれを少しでも具体性を持って厚みのあるもの、より私たちの心の奥にちゃんと届くものにしたのが今回のChapter IIなんじゃないかなあって。

 

6/29名古屋公演を見た直後のメモ。1曲目がBUMPというセクゾにしたら珍しく激し目の曲で、勢いよくスタートしたからSad Worldが最後の曲にきたことが意外で驚いてた。

アルバムとして初めて聴いた時も、曲調ではなく伝えたいこととしてこの曲だけはどこか暗くて異質だなと思ったし、そこに私情をかなり当てはめてしまったから、尚更驚いたのもあったけど。

歌詞を読み進めるにつれ、ネガティブだけではなくポジティブも歌っているのは聴いてわかったけど、それでもこれをSexyZoneに当てはめるにはちょっと重いのではないか、なんて思ってた。

 

風磨くんはセトリを決める時、いつも最後の曲から決めるらしい。だけど今回は最初の曲から決めた、みたいなことどこかで読んだ気がする。

私は別に風磨くんがどういうテーマでセトリを決めているのか全てはわからないけど、それでも自担がセトリを通してメッセージを伝えようとしているならそれは出来る限り汲み取りたいと思う。だから今回最初の曲から決めた意味を考えるなら、ライブを通して何を伝えたいかを最後の曲で提示する以上に、“第二章”と謳う今、最初の曲で見せたいSexyZoneに重きを置きたかったのかなあと。

 

見てほしい“今のSexyZone”を堪能してもらったあと、“もう一つの今”であるありのままのSexyZoneを見てもらう。もう一つの今というのは、メンバーが卒業して4人になり、まだその寂しさの中にいるSexyZoneのこと。彼らはそういう寂しさや哀しさを決して隠しはせず、ちゃんと触れて一緒に共有してくれる。

 

それを託された曲が、Sad Worldなのだと思う。

 

前述したように、ネガティブを歌う曲ではあるけれどこれをSexyZoneに当てはめるにはちょっと重いと感じていたのが、ライブを通して聴くことで印象が変わったのが更なる意外だった。

It's a sad sad world oh 君を思い出す

また去る誰かのため前向く

I know it's sad but look at the sky

照らす青空を笑顔で見送る But l'Il miss you

君を still missing Oh girl 見守って

あの日の約束を叶えるところ

見せるから今照らして

It's a sad sad world oh 今も願ってる

この世界に溢れてく love と truth

Pains are stacking inside our heart

夜は長いけど 朝日を見るため走るwith you

今聴いたら、SexyZoneにしか当てはめられないとさえ思う。

私が名古屋公演を見て最初に残した感想も的外れではないと思うけど、ライブを通して曲に対するイメージを変えてくれるというか、最後の曲に持ってきた意味を納得させてくれるところが、なんていうか単純にすごいなと思った。

 

2019年のペジコンで最後の曲にCRYを持ってきたように、じっと堪えるように夜明けを待つ時間もちゃんと描くところが好き。

この曲を歌う前の挨拶で風磨くんは、「またここから新しい夢をみなさんと見たい」「同じ景色を一緒に見てくれると約束してくれますか?」と話していた。新しい夢を見たいという意味を込めて、Chapter IIと名付けたと。

去年の年末に念願の初ドームを終えてそこからのChapter IIなら、最後の曲がSad Worldではなかったのじゃないかと思う。もっと華々しい、言うならばセトリ落ちしたMessageあたりがきたような気がする。だけどChapter IIには、5人からの卒業と4人での再スタートという意味も込められている。4人体制になって初めてのアルバム、ツアー。どうなのかな、不安だなと感じる人も置いていかず、そこにある寂しさを取り残さずに汲み取ったゆえの選曲が、きっとSad World。

 

“今”を描く時、ポジティブだけではなくネガティブも描くところが、実にSexyZoneらしいと思った。『必ず夜明けは来るから、夜明けを待つ時間も一緒に過ごしてみませんか』という風に私は感じたよ。

 

滑り込みで神を頼るな

せくぞちゃんの制作解放の当落が一向に出なくて期待しちゃいかんと忘れるように1日を過ごすように心がけてはいたものの、さすがにこんな時間になっても結果が出ないとは思わなくて嫌に緊張する気持ちを落ち着かせるため、一心不乱に今文字を打っています。だから既に今の一文がえげつない乱文。

手持ち無沙汰でTwitterYouTubeも流れるようにしか入ってこない時は誰かのブログを読みがち。他人の言葉を取り込んで手っ取り早く悩みの種を除外してしまいましょう、なんていう安直な考えでしょうか。

ジャニオタになってからというものの、当落前の緊張が計り知れないタイプになってしまいました。タダで何口も申し込めないからねえ、チケットの譲渡なんてリスクしかないし金額に可愛さがないし、まあこうなるでしょう。改めて参入してしまった界隈の規模のデカさを思い知ります。当落前はもちろん、現場前の緊張なんて皆無だったはずなのに、体調が悪くなるくらい緊張するタイプになってしまいました。毎回毎回食欲失せるし吐きそうになるし、ストの時はお腹も下しました。もはや笑えてくる。

 

ッアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー、前日にわかる当落なのにこんなに遅いことあるかい。変に焦らされてる感じが妙な期待を産んでしまって本当に嫌、本当に無理。これが駄目でも仙台行けるんだから、精神的余裕があってもいいはずなのに、なんと欲深き人間か。どうせ無理です、期待は捨てて大人しく仙台に向けて気持ち作ってください。と思っていても会いたいです。名古屋の精神状態を非常に反省しているからこそ会いたいんです。

夏は自担の季節です。大嫌いな夏を唯一好きにさせてくれた理由。たった一人の自担を見つけた季節です。当落が出ない不安に潰されそうになりながら神に祈るような記事を書いている私を浅ましいと思うか。

 

こんなはずじゃなかった。

 

『Follow meすれば退屈させないさ』

と、歌うアイドルを推しています。菊池風磨くんです。

 

あれは「運」だ?馬鹿には言わせときな

俺のBrainでGain 勝ちは全て価値へと化した

開けるChampagne 二番煎じ散々

モノマネでそのMoneyを得てんじゃ好まねえな

 

ソロ曲のラストで畳み掛けるようにそう歌った時、烏滸がましいことは承知だけどやっと歌ってくれたと思った。

30歳までは仕事を選ばないとか休みなんていらないとかよく話すから、仕事が好きな事は知っていたし、ある種2018年あたりのことがトラウマのようになっているのかもしれないとも思ったし、とにかく経験したことを全て自分のものにしようとしている並並ならぬ貪欲さが、彼の中に確かに存在するのだろうと思ってはいた。周りを巻き込めば巻き込むほど敵は増えるし、自分のイメージを思い通りに操っていくことが難しくなる。だけど目が回るような忙しいはずの日々も、きっと目にしているはずの知らなくていい言葉も、彼の器用さも相まってなんて事ない顔でこなすから。向けられた牙に対して自分も向け返すのではなく、だけど正当防衛に入るのでもなく。言葉を使える人であるのにも関わらず、行動で示していく人だから。

風磨くんの中で見せないと決めたのかと思っていた内側の感情を見せてくれた気がして嬉しかった。

 

私は風磨くんに対して、きみ自身が私の世界そのものになればいい、と思って好きになったもの。狂わせられて本望。『I am the king and this is my world』そうだよ、風磨くんが正義だし風磨くんが神様なんだよ。ずっとそう思い続けてきたよ。ステージの真ん中で歌う風磨くんに紫のペンライトを灯せたとき、やっと届いた気がして。

 

 

でも今回、見てたはずなのに覚えていないことが多すぎて自分に呆れた。今までのバンドも含めた単番でのライブの見方は割と昨日みたいな感じだったと思うんだけど、でも初めてJの現場に単番で入って思ったのはアイドルの単番はちょっと違うということ。誰かと行った方が圧倒的に楽しい。それでも単番で構わないというのなら、早く自分が慣れてください。昨日はそれが慣れてなかったのもあって若干の不完全燃焼を感じているのではないでしょうか。

なんて考察しつつも結局は自分のモチベにかかってるだけな気がする。頑固で捻くれた自分の性格も加わって、好きが冷めるとか興味がなくなったとかそんな一時的な安っぽい感情で片付けないでくれ、そういうことじゃないし今はたまたま北斗くんの好き度のほうが上回ってるだけだし、みたいな言い訳をしながら、この3ヶ月くらい上手く追いきれないまま昨日が来ちゃった感じがある。長い言い訳を一言でまとめるなら俗に言う「モチベがない」に値します。その状況のままライブが近づいていることが嫌だし怖かったから、どうにかして取り戻したいと焦ってたんだけど。

そのうえアリトロでお尻を向けられてしまったりなんか凄めなファンサを見てしまったもんだから、ちょっと傷心したんでしょうね。でも席運だけは強かったので。まじで。あと自担の後頭部をあんな近くで見れることもそうないし。てかこんなのジャニオタなら当たり前の話だし。って考えていくとちゃんといい席だったのに流れるように時間を過ごしてしまったのが余計に悔しいな……もっとあの近さを堪能してよ……と書きつつ、アイドルのライブという空間に慣れちゃったんだろうなと思った。アイドルの現場に単番で参戦することが慣れてないと書いたり、矛盾してるんだけど。

去年人生で初めてアイドルを見たときは半分カルチャーショックを受けたというか。アイドルが放つパワーが充満した空間そのものに圧倒されて、とにかくすごい衝撃で。悲しいかなそこは慣れてしまったんだろうな。まあそういうものですよ。ライブにはめちゃくちゃ行ってきた側の人間なんだから、そこら辺の人格とは上手く付き合っていってください。あんたはまだまだ経験値の低いひよっこオタクなんだよ!

 

 

風磨くんの一部分のアイドル性に関してはさ、噛み合わないところがあるのも本当で。だけどそんな風磨くんを好きになったのは私だし、風磨くんはそのままでいてくださいと願っているのも私だし。風磨くんのことをアイドルとして好きになれてよかったと思っていることだって変わらない。

まだ引き返すこともできたのに、自分が風磨くんを好きになったこと自体が意外すぎて面白いじゃんって自分から好きになった夏のこと、まだちゃんと覚えてるよ。君が誰のものでもないアイドルという名の虚像であることをいいことに、どうか自分にとっての一番になってくれ、幸せにしてくれと身勝手な祈りを捧げたことも。

 

年末、SexyZoneからマリちゃんが卒業した時。『5人でいられるように祈っていてください。僕も祈ってます』と話していた風磨くんの祈りは、もう祈りにもなれないのだと思った。

ふうまくんの言葉をまた思い出してる。「5人がいいから辞めないでくれなんてそんなことは言えない。だからもう祈るしかない。」「5人でいられるように祈っていてください、僕も祈ってます。」もう、何回目だろうねこの言葉思い出すの。ああ、叶えてあげられなかったなって思った。それを思う瞬間だけ、比べ物にならないどうしようもない辛さを覚える。確かにあった祈りはもう、祈りにもなれないんだと。

12/27 - ひとりごとの記録

去年の夏コンの挨拶で『一生とは言いません。…せめてもう少しだけ、あともう少しだけ、僕たちについて来てください』という言葉を思い出して、言葉の答え合わせができたのと同時に、風磨くんがアイドルにおいて永遠を願うことはもうないのかもしれないと、悲しくなったのを覚えてる。悲しいというか、やるせなさの方が近いかも。

だけど今回のツアーの挨拶で『一生ついてきてくれますか?いや違うな、一生ついて来てください』って話したというのを知って、驚いたけどそれ以上に嬉しかった。永遠なんてないとわかっているからこそ、祈るような言葉しか口にしてこなかった風磨くんが、言い直してまではっきりと言い切った事実。新しいSexyZoneでちゃんと第二章を始められたんだなってより感じたというか。

 

勝手に自己を投影して、勝手に期待を託したりしてごめん。でもちゃんと全て叶えてくれてありがとう。

『Follow meすれば退屈させないさ』

これはこれから先も変わらない保証された事実。そう言うのならば地獄の果てまでもついていって差し上げる。そして追い風となって、何度目かわからない君の祈りがもう二度と散ってくれるなと。ただそれだけ。

 

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死の匂いがしてしまったのかなあ

評価されるべき功績を残しているのなら、法で裁かれるべき罪でなかったとしても許されるのかと言ったらそれは違うけれど、罪の償い方が必ずしも命を捨てることではない、そう在れる情報社会であってほしい。

 

自分の足で動いて自分の目で見ようともせず、上っ面だけの情報で意見を述べる者たちに何が言えよう。芸術はナマモノ。外面だけを切り取って有象無象を好き放題言う者に興味関心を寄せるより、そんな中でもチケットを買って、足を運んで、本物をこの目で見届けようと決めた人たちを大切にしたいと思いました。エンタメを止めないと決めた人たちの覚悟に、心を打たれる側でいたいと思いました。

 

ここに残すか迷ったけど、自分への言葉としてもあえて。

同じものを好きな身として。

4月5月と超絶社畜月間(現在進行形)を過ごしていたら、休みの日に何をしたらいいのかわからなくなりました。めちゃくちゃ働いて気づいたのが、もしかしたら連勤が続くことよりも拘束時間が長い方が辛く感じるのかもしれない、ということ。長いと感じる拘束時間がバグってるのはなんとなく察してるけど。でも4月みたいな生活はご飯にお金使わなくて済むし余計なこと考えなくて済むし割とオッケーでした。ないに越したことはありませんが。

これはインスタにも残したけど、あんなに働いていたのに4月の連勤の間にとった希望休が全てSixTONESの現場だったことは、いつか個人的な遠征武勇伝として私の中で語り継がれることでしょう。

 

昨日、8連勤した後に21時半からの回で上映終了2日前にすずめの戸締まりを見に行き、0時の終電に乗って帰り、感想という名の言い訳を綴り3時に寝て11時にアラームで起きるという。映画見てめちゃくちゃ泣いたから起きたらすんごい目が腫れてたし。

今の家を6月の更新のタイミングで出ていくことに決めたので、12時から14時の間に見積もりの電話が来るのを待っていたんですけど結局来ず。この下手に何か出来ない電話を待ち続けていた2時間、何をしたらいいのかわからなくて、ブックマークしたまま読めていなかったブログを読むなどしてました。そして案の定自分も書きたくなりました。

 

引越しの電話はこちらから問い合わせて、無事日時まで決まりました。電話だけで見積もりはあんまり良くないって聞くけど時間ないし気にしない。たった2年の短いひとり暮らしでしたけど、いかがでしたか。半年ほどSUUMOと睨めっこを続け、数ある条件の中で最後の方になって出てきた”ベランダがある部屋がいい”という条件は、意地でも守って良かったと思っています。大きい窓がある部屋は精神のゆとりになる、というマイ信条。

寂しさはないようで、あるような。なんといっても私がまともなジャニオタになったのは今の部屋に来てからなので、そういった名残惜しさはありますね。SexyZoneもSixTONESの曲も、今住んでいる街の景色が染み付いてる。数年後、聴き返した時に蘇る記憶は初めてしたひとり暮らしの記憶なのでしょう。聴いていた音楽に記憶が染み付くのが好きで、初めて地元の景色を知らない音楽が生まれたんだなあと変なところに嬉しくなる。

風磨くんを好きになって初めてセクゾのCDを買いに行ったあの夏も、なんとなく見たストチューブでうっかり北斗くんのことが気になって、このまま好きになってしまうのか…!?と葛藤した冬も、初めてジャニーズのコンサートに行った日も、友達を呼んでMVを見ながらうちわを作った日も、全部、自分で決めて自分でお金を払い生活していたこの部屋で起きた話。

少し大袈裟な言い方をすると、引っ越してすぐ、何もない部屋と何もなかった自分の生活に色をつけてくれたのは彼ら。

 

実家を出て大きく変わったことは、家族との関係でした。一人になったことで今まで抱え込んでいたいろいろと客観的に向き合って、少しばかりは許せるようになって、一旦リセットされた。これが変わっただけでも、一人暮らしをした価値はあったのではないかと思う。どんな社会経験よりも、なによりも。

 

 

アイドルについて書きたかったこともあったような気がするけど。

珍しくありがとう!なんて言葉を残したあの夜、何だからしくなくて変にどきどきした。きみは下界のことなんぞ知らなくていい。見なくていい。目に入らないでほしい。きみはきみのままでいてください。もっと分かりやすい人だったら好きになってなんかいない、多分。言いたいやつには言わせとけ、それでいいのです。きみの愛の深さをわたしたちは知っている、と、思う。少なくとも、知りたいと思って受け取っている。きみは神様だ。正解も不正解もありゃしない。君の存在自体が正しい。

 

 

 

 

 

 

 

プレイリストと共に2022を振り返る

去年のはこちら。

vvave.hatenablog.com

今年もぽちぽち書いていこうかと思います。

 

今年プレイリストにランクインしたのは7曲。去年の4曲に比べたら増えたと思います…。去年とか今年が少ないんじゃなくて、2020年がずば抜けて多かったんだな〜と思う。

 

①フィギュア-SixTONES

youtu.be

もうこの曲ずっと聴いてた。1月にCITYが発売されてから1年通して聴いてた気がする。

 

『裏切らないものを僕らずっと探している』って歌い出しを聴いた時から、これは自分にとって大切な曲になるって確信した。裏切るっていう言葉にするとちょっと残酷だけど、ずっと好きでいると思ってたドロスがそうじゃなくなったあの日から、どうしても新しいものを好きになる時必ず「この気持ちが嘘ではありませんように」「この人たちのことをずっと好きでいれますように」って思う癖があったので。だからSixTONESに対してもそんな願いを込めて好きになっていった部分があった。そしたら、この歌詞よ。多くを語らずともこの一言だけで心の内側に入り込まれたような感覚。この時の私がずっと思っていたことを言葉にされて、願った対象にそんなことを歌われてしまうなんて。思わず泣きそうになった。

私情抜きにしても、この歌詞は今の世の中全ての万物に言えることなんじゃないかなあって思う。SNSが中心となったことで生活のスピードが速くなっているから、無意識のうちに損得を考えて生活していて。それを突き詰めていくと、裏切らないものを僕らずっと探しているに繋がっていく気がする。もう一方、希薄になっていく人間関係に対しても、裏切らないものを僕らずっと探している=見せかけや取り繕ったものではない友達を探している、という意味で聴ける歌詞だなあと思う。

そんな上手くいくもんじゃない でも人生ゲームやめられない

手のひら返しなんていらないし 今更どの面下げて歩いてるの

これさ〜…。これからの事についてめちゃくちゃ考えててめちゃくちゃ病んでる時にまんまのこと言い当てられて救われたよね…。ちょっと強気な自分と弱気な自分が入り混じってるの、リアル。このあとのサビのあなたまだ十分子供でいいんだよ』ジェシーに歌われた時またまた泣きそうになった。ジェシー別に親じゃないのに。

ショーウィンドウに並ぶ僕ら 代替え不可であれよフィギュア

アイドルがこの歌詞を歌う重さたるや。"誰かのために在る"ことが宿命のような彼らが歌うと、自戒にも聴こえてくる。ショーウィンドウに並ぶ僕らってなんか消費されていくことを自覚しているようで辛い。

年始早々1月のメモにこう残していました…。結局いろんな角度からこの曲を解釈したとしても、ここに帰結するんだよなあ。同じ曲でもその時の心情によって当てはめた歌詞が違くて、この一曲で何役も担ってくれたような曲でした。ハイ次!

 

②陽炎-SEKAI NO OWARI

陽炎

陽炎

  • provided courtesy of iTunes

こんな爽やかに「私たちもうさよならだね」って言う失恋ソングあります?というかこれをもはや失恋ソングと位置付けていいのかわからない。好きとか好きじゃなくなったとか、そういうスケールの愛ではない気がして。

ずっと好きでいると思っていた頃もあったけど、大人になるにつれてそうじゃないこともあるってわかってきて、あなたも私も変わっていくものだよね、そういうものだよね、って言われているようで。

[Alexandros]に対して何かを思い出しても、変わらず特別でも、まだ好きな気持ちがあっても、でももう違うんだよなあってぼんやり考えた時、ふと浮かんだ歌詞がこの曲の『でもさよならだね』だった。

ああ、さよならだと分かっていたのに 今になってどうして苦しくなるの

ああ、今さら思い出してるのは

あの日の夜 蜻蛉の定めのように出会って 消えそうな命ごと貴方が抱いてくれたこと

一瞬が永遠になるような特別ってみんな誰でも持ってると思っていて。私がドロスを好きだった時間に抱く気持ちはまさにそういう時間だった。絶対を作りすぎたんだ、大切な瞬間をドロスにはめ込みすぎたんだと今さら思った時、そういう愛おしくて捨てられない過去の数々を、思わずこの歌詞に当てはめてしまった。

重たいこともわかってるし『消えそうな命ごと』なんていうのは大袈裟かもしれないけど、これを聴いていた3月は、なんでもかんでもドロスに当てはめたり思いに耽る最後の時間だった気がして。今だけを見て楽しいって思えるようになって、今が見えなくなるくらい過去に引っ張られなくなったのが、ちょうど4月頃。このあともウジウジ考えてはいるんだけど、今にフォーカスが当たって実体を持って動き始めたのは、この時。だからお別れソングみたいな。本当、出会うべきタイミングで出会うものだよねえ。

変わらないことだけが愛ではない。さよならが寂しい言葉に聞こえない、不思議なラブソング。

 

③27-SUPER BEAVER

27

27

  • provided courtesy of iTunes

許せることが増えた 譲れはしないけど

少しづつ受け入れていく 少しづつ受け止めていく

この2行に尽きますね!ずっと抱き続けてきた親に対するコンプレックスとか、許してたまるかと思っていたことに自分の気持ちの折り合いが付けられて、そこで改めて聴いて刺さった歌詞。曲自体は2019年あたりから聴いていたけど、本当の意味で歌詞が染みたのは今年。解決するんじゃなくて、許すかどうかなのかもなあって。ね、まだ完璧にはわからないけどね。

 

④夜天−女王蜂

夜天

夜天

  • 女王蜂
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

これいつリリースの曲なんだろう…。北斗くんが出てるからという理由でドラマの10の秘密を見てて、そのオープニング曲が女王蜂のBLというだったのをきっかけに、女王蜂をいろいろ聴いている中で出会った曲。

あぁいつか あの頃には戻れないことを思い知るの

それでも喜びはいつも見出すものと忘れないでいたい

4月頃に聴いていたんだけど、まだやっぱりこの時もドロスに後ろ髪を引かれてる。ここで思い浮かべた『あの頃』っていうのはドロスをちゃんと好きだった頃で、ためらいもなく楽しかった頃で。いや本当、これ書いてるの1年後の4月なんですけど、自分でも引きずりすぎだろうと思う。どんだけ引きずってるん。だけどその中でも小さな成長を見つけるなら、もう戻れないことを受け入れられるようになった。引きずってはいるけど変に執着することもなく、思い出は思い出として考えられるようになった。

女王蜂という名前だけは昔から知っていたけど、聴かず嫌いをしていてちゃんと聴いたのは今年が初めてでした。これこそ巡り合わせという名のご縁だなあと思う。ということで、次。

 

Oblivion -[Alexandros] 

Oblivion(feat. LITHIUM HOMME)

Oblivion(feat. LITHIUM HOMME)

  • [Alexandros]
  • ロック
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

⑥kids-[Alexandros]

Kids

Kids

  • [Alexandros]
  • ロック
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

2曲とも同じタイミング、同じ理由でランクインしてきたので同時に書きます。

そもそもこの曲たちは、進路で悩んでいた時に聴いて初めて救われた2015年の印象が強いというか。それからずっと、2015年とか関係なく自分の中で大切な曲の一つとして位置づけられていて。だから今回もこのランクインに関わらず、これからもずっと救われ続けるんじゃないかなあとは思うんですけど。

それでも改めて入ったのには理由があって。

vvave.hatenablog.com

全てはここに書いてあるんですけど、要するに同じ曲でも聴くタイミングによって刺さる歌詞も違えば意味の取り方も変わってくるわけで。そこで今の自分として改めて救われたというか、改めて出会い直したというか。

なんかでも、そういう個人的な思い入れを抜きにしてもkidsの

怖がる必要はない 君は君以外の誰でもない 信じてその光を掴めばいい

過ちも犯すけど、俺たちは生きるために存在するんだ

君がどうか目立つように 君がどうか輝くように

君の悲しみの下に隠れる光が放たれることを願う

俺たちは輝くために 俺たちは高く飛ぶために

俺たちは自分の能力や可能性を信じて あるがままに生きるべきなんだ

っていう和訳はたくさんの人に知ってほしいなあって思う。この和訳に支えられた2015年といっても過言じゃない。

 

⑦空と青-[Alexandros]

空と青

空と青

  • [Alexandros]
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

これ、元は2021年の1月クールドラマに洋平さんが出た時、主題歌かなんかで家入レオちゃんに提供した曲で、洋平さんがドラマに出ることがあんまり受け入れられなかった私はこの曲も避けてたりしたんですけど。

アルバムに収録されたということで流れで聴いていたら、目を逸らしたくなるくらい、2022年の自分の気持ちがありありと書かれていて。

本当のこと言うよ 君と生きてたいよ

時の流れが攫うとしても

ここ……………今読んでも泣きそうになる。説明とかいらないくらい、ここ2年近く私がドロスに対してずっと抱いてきた気持ちがこの2行に詰まってる。本当はずっと好きでいたかったし、ずっと夢を見ていたかった。好きが消え始めた2020年のあの日からずっと、彼らへの好きがどんなに手のひらからすり抜けそうになっても、絶対に手放してたまるかって思っていたんだよ。

この歌詞を知ったのは全てが散って再スタートを切っていた8月だったから、私にとっては懺悔でしかなかったというか。うじうじ引きずる私へ最後のとどめだったというか。『君と生きてたいよ』って言ってるけど、私の中では『君と生きていたかったよ』に変換されていて。そういう意味でも、ちゃんと今を楽しいと思えている自分もいるし、もう過去に戻って変えることもできない1年前や2年前に対する懺悔の言葉だった。

君が笑うと嬉しいから どこまでもふたり歩けそうで

君が泣いたら 空も泣くよ 星が隠れた夜はそばにいて

 

君が生まれたその日には遠くの月さえ語りかける

空に浮かんだ青い舟はゆらゆらあなたを運ぶだろう

 

やがて時は過ぎてく 思い出の水たまり

うまく飛び越えられずに闇に散る

繰り返す白いさよなら 心小さく震え 愛を忘れていたけれど

ちゃんと好きだった頃を思い出したりした。この曲ばっかりはね、申し訳ないけど洋平さんしか当てはめられないなって思う。これを聴いたら本当にちゃんとさよならができる気がして、終わりにできる気がして、12月にあった代々木のワンマンに行きました。

 

 

以上、7曲!本当は2022年の12月31日に投稿したかったんですけど、年末はせくしたちでそれどころではなかったので…。

このまま下書きに眠り続けるのかな〜😅なんて思ったんですけど、どうにか勢いで書きました。今4月です。一応時系列でランクインさせてて、その時の心境も思い出しながら書くんですけど、時間が経ち過ぎてもはや思い出せないしまるで別人の記憶のようでした。

特に[Alexandros]。てか全曲”[Alexandros]に対する個人的な未練”で2022年のプレイリストが構成されてる。全ての軸がそこにある。やばいって。重いって。マジなこと言うとここ3年近く、音楽を聴く上での気持ちの軸みたいなものはずっと”[Alexandros]に対する個人的な未練”が主でしたそれがやっと解かれていったのが2022年で、

 

私がずっと、ドロスにしか抱くことのできなかった気持ちを初めて他のものに抱けるかもしれないと思ったのが、多分SixTONES。他のものに抱きたいのに移ろぐことを許さなかった沢山の気持ち達が、ストなら本物かもしれないって思えた冬、行き場を失っていた気持ちが一気に昇華した、そんな感じだったな
ストが本物だとかセクゾとストどっちがとか、そういう優劣をつけたいわけじゃなくて。そもそも好きなものを見失っていた時に大きな軸を作ってくれたのがせくしーで、それでも残っていた呪縛のような未練を解くように、グッと次へ押し進めてくれたのがストだったのかも、その感覚が1番近いかもなあって
全ての気持ちがちゃんとアイドルに移った3月頃から、今だけを見てちゃんと楽しいって思えるようになった。それにはセクゾもストも両方必要不可欠で、相乗効果によって前へ前へと時を動かしてくれた。
 
Twitterからの引用なんですけどここにもあるように、未練や呪縛を解いて今が楽しいと思わせてくれた大きなきっかけは、SexyZoneとSixTONESにあった2022年だと思います。
 

きみを宗教としているひとが羨ましい

最近自分の中でテーマになっていることをタイトルにしました。

 

菊池風磨くんお誕生日おめでとうございます。

 

誕生日ブログを書こう!と意気込んではみたものの、常日頃からあっちこっちに感想なり考えたことをメモしていて、逆に改まって何を書こうかとなったりしています。普段から書き残すことは非常にいいことなんですけどね、一箇所にまとめていないっていうのと、こういう特別な日に何を書けばいいのかわからなくなって、同じことを書いたりただまとめただけになってしまうというか、なんというか。

 

早く本題に入りなさいという話です。

 

 

まずはじめに、まさかこんなに好きになるとは思わなかった、なんて言ったらきみは怒るでしょうか。もう誰のことも好きになりたくないとか、自分の中の一番になってほしいとか、重すぎる祈りを込めて好きになったのはこの私の方だというのに。

 

野暮な質問をします。27歳は風磨くんにとってどんな一年でしたか。楽しかったですか。充実していましたか。夢を見れましたか。

追いかけるこちらも必死になるくらいだったので、それはそれは忙しい日々だったのでしょう。夏くらいからか、今までたまにしかしてこなかった4年前の話をよく聞くようになりました。雑誌とか硬派な媒体ではたまに話していたのは知ってるけれど、テレビやYouTubeみたいなライトなところでも話すようになった時、風磨くんの中でもう吹っ切れたのかもなあと思いました。やっと、今が4年前を超えてくれたのかもしれないと。

私はと言いますと、自分の中で抱えきれないくらいの好きに溺れそうになるたびに、同時にいつかくるであろうさよならする日をやけに考えた夏でした。なぜか大好きだと舞い上がれば舞い上がるほど、絶対も永遠もないんだと、こんなふうにずっと大好きでいられるわけでもないんだと、変にネガティブな思考を引き出していました。何度周りの人に「今からそんなこと考えなくていいんだよ」と言わせたのかわかりません。なんか、風磨くんへの好きが積もるたびに、こんなに大好きなのにいつか風磨くんが私にとって元担になってしまうのが怖くて、風磨くんが思い出になってしまう日がくるのが怖くて、変にきみに臆病になったりしました。

 

一生とは言いません。どうかあと少しだけでも、10年、20年…30年、そうしたらまた、きっとこうしてちょっと泣きたくなったりするのかもしれないね

風磨くんの考え方が好きです。パブリックイメージだけでは知ることのできない、アイドルとしての考え方が好きです。永遠を信じていないくせに、誰よりも永遠を願っているその不器用ないじらしさが好きです。風磨くんの一番好きなところ。

 

「こんなこと考えたくないけど、もしお別れする時が来たとしても好きでよかったと思ってもらえるグループでありたい」

永遠を信じていないきみが、こんなふうに言葉を紡いだ8月。“絶対も永遠もないけれどいつかくるさよならまでは、永遠を信じて夢を見ていようね”って言われた気がして。アイドルという名の虚像であるきみを通して夢を見ることは、そういうことなんだと、気づかせてくれた瞬間でした。

 

 

風磨くんをアイドルとして好きになれて良かったと思います。だけど同時に、風磨くんに影響されて生きてみたかったとも思います。風磨くんの考え方や感性、風磨くんの言葉だけで10代を過ごしていたら、一体どんな自分になっていたのだろうかとふと考える時があります。

きっと私は風磨くんに対して“貴方の命こそ私の命”と言わんばかりに自己を投影することもできないし、風磨くんが発する言葉を自分の中に取り込んで影響されることもない。いつまでもきみはきみであり、私は私であり、私にとって風磨くんは他人でしかいられないことに、かなしくなる時がある。

風磨くんだけで生きてみたかったと思います。もっと早くに出会っていればなんて傲慢なことまでは思わないくせに、きみの思考が私のすべて、になってみたかったとたまに考えます。きみを宗教として生きている人が少し羨ましいのです。自分のせいで叶わぬわがままを抱くことを、どうかお許しください。

 

私は風磨くんの10代も大学生の頃も知らないので、変わった部分とか変わってない部分とか当たり前だけどわからなくて、悔やんでもしょうがないことなのに時折やるせない気持ちになります。笑ってやってください。好きにならなかったのも好きになったのも私の勝手なのに、きみの人生を消費してたべているのはこちらなのに、ね。

けれど、27歳、きみを通して見た夢はキラキラしていて、儚くて、宝物のようでした。27歳の風磨くんを追いかけて一緒に駆け抜けた一年間を、私は人生のハイライトとして大切にしまっておくのだと思います。

 

今日からはじまる28歳も、どうかそんな日々でありますように。28歳の風磨くんを通して新たなる夢を見れますように。

 

 

大好きな風磨くんへ。

28歳のお誕生日おめでとう。

“次はどんな夢を見ようか?”